仲間になれる言葉

長男くんが次男くんに対して、ちょっと荒っぽい言葉づかいをしているのが気になったので、こんなことを伝えました。

人間って何を目標に生きているか知ってる?

人は生物としては弱い生き物なんだよ。

鋭い爪も牙もなく、毛皮もない、チーターのように速く走ることもできない。

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もしも自然の中にひとりで放り出されたら、生きていくのは難しいんだよ。

人は生物としては弱いのに、どうやって今まで生き延びてきたと思う?

太古の昔、人類のご先祖さまが生き残るために生み出したのは集団を作って協力すること、石器という道具を発明したことの2つなんだよ。

社会の、集団の、共同体の中にいることで安心や安全が確保されたんだね。

だから集団、社会に入れてもらえないことは、すなわち死を意味したんだよ。

ご先祖さまにとって、共同体の仲間に入れてもらうこと、グループの中に自分の居場所があることは生きていくために絶対に必要なことだったんだよ。

(人類の歴史を考えると、アドラー心理学が考える究極目標が「所属」であるということにも納得感が持てますね♪)

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ここからはママの想像だけれど、最初に言葉が生まれた背景には、集団で狩りをしたり、協力していくため、という必要性があったからだと思うんだよね。

石器などの道具を作るために必要だった、ということもあるかもしれないね。

だからご先祖さまが最初に使い始めた言葉は、誰かに意地悪をしたり、ネガティブなことを伝えるためのものではなくて、仲間に入れてもらうためのもの、みんなで協力するためのものだったんじゃないかなって思うんだよね。

人類のご先祖さまであるホモ・サピエンスが現在まで一番長く生き延びることができたのは、仲間と協力してきたから、ということを考えると、現代に生きる我々も協力することを選択するのがシンプルに賢明だとママは思うんだ。

そうだとすると、自分たちが使う言葉もみんなと仲間になれるような言葉、みんなと力を合わせていくために役に立つ言葉を選択した方がキミたちが安心、安全な居場所で生きていくことにつながるんじゃないかと思うんだよね。

だから、自分が使う言葉を選択する時には、たとえ相手がきょうだいであっても、「この言葉を使ったら、他の人と仲間になれるかな? 協力するのに役に立つかな?」って考えると、長らく安心して生きていけることにつながると思うよ! というのがママの意見だよ(*^_^*)

 

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