先日、大手企業様にて
「しなやかな心を育てるセルフマネジメント」
をテーマにした研修を実施しました。
正直に言うと今回の研修、
当日は予期せぬトラブルが重なる、
まさに“逆境“の連続でした。
けれど結果としては、
臨機応変に対応して、
時間通りに終えることができました。
内容についても高い評価をいただき、
私自身にとっても、
とても印象に残る研修となりました。
トラブルという「逆境」を、
自らのパフォーマンスで「価値」へと反転させる。
こうして振り返るとこれこそが、
今回お伝えしたかったセルフマネジメントの体現そのものとなったように思います。
「しなやかな心」とは、折れないことではない
今回の研修では、
逆境に直面したときにブレーキがかかるのは
「やる気がないからだ」
「意志が弱いからだ」
「能力が低いからだ」
というは
「誤解である」
というところからお話ししました。
私たちはつい、
- 落ち込まないようにしよう
- 前向きに考えよう
- 弱音を吐かないようにしよう
と、自分を奮い立たせがちです。
けれども、
逆境に出会ったときに心がブレーキをかけるのは、
決して怠けでも甘えでもなく、
自分を守ろうとする自然な反応です。
しなやかな心とは、
無理に折れないように踏ん張ることではなく、
ブレーキがかかった自分に気づき、
そこから「戻ってこられる力」を育てていくことだと、
私は考えています。
変化のプロセスは「感情 → 思考 → 身体」の順で起こる
人はつい、
「考え方を変えれば楽になる」
「捉え方を変えれば大丈夫」
と、思考から行動を変えようとします。
そして、
「感情はコントロールするものだ」
と、感情さえも思考で変えようとします。
けれど実際には、
自然に湧いてくる感情そのものを
力ずくでコントロールすることはできません。
感情が置き去りにされたまま、
どれだけ頭で理解しようとしても、
感情は思うようにはなりません。
そして、それは身体にも言えます。
頭では大丈夫だと分かっているんだけれど、身体の震えや緊張が止まらない
という経験はありませんか?
いくら頭で理解していたとしても、
身体の反応は思うようにはなりません。
まず感情が少しずつ完了していく。
その後に、思考が変わり、
最後に、身体に起きている反応が変わっていく。
このステップを経て初めて、
人の行動は本質的に変わっていきます。
だからこそ今回の研修では、
心を「感情」「思考」「身体」と定義し、
「行動」にブレーキをかける
「心」の仕組みを解き明かしていきました。
逆境の中を力に変える
当日のトラブル対応も含め、
私自身がまさに
「今、しなやかさが試されているな」
と感じる場面が何度もありました。
完璧に進めようとするよりも、
状況を見て柔軟に調整し、
必要なところにエネルギーを配分し直す。
そのプロセス自体が、
今回お伝えしていたセルフマネジメントそのものでした。
しなやかさは、一人でつくるものではない
研修の中では、
「一人で抱え込む」ことから
「周囲を適切に巻き込む」ことへの
視点もお伝えしました。
助けを求めることは、
弱さではありません。
むしろ、
自分の状態に気づき、
必要な支援を求めることが、
逆境を乗り越えていくための力になります。
さまざまな調整が必要な中、
ご一緒してくださった皆さまに、
心より感謝いたします。
この研修での気づきが、
日々のセルフマネジメントや、
しなやかに働き続けるヒントとして、
どこかで役立っていたら嬉しく思います🍀
