今日は久しぶりにアドラーのことを書くよ♪
研修などでお伝えしたときに皆さんの反応がいい“能力”について。
☆
アドラー心理学というと“勇気づけ”ですね。
“勇気づけ”について、私はこんな風に説明しています。
「自分には居場所があり、他者は仲間である、自分には能力があると感じられるように関わること」
この“能力”という言葉には2つの意味があります。
1つ目は、自己管理の能力です。
最低限の自分のことが自分でできるというような身体面の能力と、
冷静に話をする、筋道の通った考え方をするというような心理面の能力を合わせて
自己管理の能力といいます。
2つ目は、貢献する能力です。
ただ勉強ができる、スポーツができるというだけでは誰かの役に立つことはできません。
勉強やスポーツができることを活かして仲間の役に立てるように考え、
行動してはじめて貢献する能力があると言えます。
そしてここで大切なのは、何か特別にできることがなくても、貢献はできるということです。
例えば勉強を教えてもらうのも貢献する能力です。
なぜなら、教えてもらう人がいなければ教えることはできないからです。
教えてもらうことが上手なこともまた仲間の役に立つ、貢献する能力なのです。
こんなことがありました。
我が家には小学生の男の子が2人います。
長男くんは4年生、体を動かすこと全般得意な方ではありません。
ある日、学校から「ただいま~」と元気に帰ってきて「これから○○くんのところに遊びに行くんだ」と嬉しそうに言います。
聞くと、仲良しの○○くんに縄跳びの特訓をしてもらうと言うではありませんか!
それを聞いて私はこんな風に声を掛けました。
「長男くんは、教えてもらう才能があるね! 上手に教えてもらえることはスゴいことなんだよ!
楽しい時間を過ごしてこられるといいね!」
長男くんは喜々として出掛けて行き、夕方、「縄跳び楽しい~!」とゴキゲンで帰って来ました。
☆
考えてみると、上手に教えてもらうためには絶対的に“素直さ”が必要です。
「教えてあげる」と言われたときに「自分ひとりでできる!」と突っぱねてしまう人もいるかもしれません。
素直に「ありがとう♡」と言えるかどうかで人生は大きく変わりそうです。
他者を信頼していることもあるでしょうね。
☆
こんな風に周囲を見てみると、「仲間のためにできること」「貢献できること」はたくさんありそうですよ(*^_^*)
しっかりアドラーな日でした♪