自然のリズムに合わせて生きる

ウエタニミレイです。

今日はアドラー心理学から離れて。

今年は例年に比べて寒い冬ですね。
立春が過ぎたといっても、私の住むあたりは今日も雪が降っています。

こんな状態ですと、私たちの体調も影響を受けます。

東北地方や北陸地方などの特に雪の多い地域の方で、冬に入ってからメンタル不調や自律神経失調症の診断で仕事をお休みされている方何人かとお話しました。
気分の落ち込みがあるというよりは、とにかく気力がなく、体を動かすのが億劫で、食欲はあまりなく眠いのです、という訴えをよく聞きました。
皆さん、心療内科やメンタルクリニックに通っておられますが、色々な検査をしても異常が見られず、投薬は受けていたり受けていなかったり。

色々とお話を伺ってみて、私が下した診断は「冬眠中」です。

ご本人も面談に同席している人事担当者も、「冬眠中」という診断にとても納得されていました。
体を動かしていないから食欲が出ないのは当たり前だし、過眠傾向になるというのも冬眠っぽいです。

一般的にうつ病の回復に効果があるとされていることに、朝の太陽の光を浴びるとか、体を動かす、というものがあります。

けれども、今年の冬のような天候で、特に雪深い地域ですと外に出て散歩をするのもままならないでしょうし、雪が降っていると日照時間が少なくて太陽の光を浴びられない日も珍しくないでしょう。

実際に日照時間の少ない北半球の上の方の国、北欧やカナダではうつ病の罹患率が高いことが知られています。

たまたま私がお話を伺った方は気分の落ち込みは目立たないというお話だったので、「この天候なら仕方ないです。気力が湧いてこない自分を責めないで、暖かくなるのを待ちましょうね」とお伝えしました。
お話を伺った皆さんは、いちようにホッとされた様子でした。

私たち人間も動物なのですよね。

人間社会の中で、自然のリズムに合わせて生活するというのは難しいことも多いですが、季節に合わせて体調や気分のアップダウンがあるのは当たり前なのです。

いつも変わらず元気いっぱいでいられない自分を責めないで、自然や季節の変化を感じながらゆったりと過ごす時間もたまには楽しんでみて下さいね(*^_^*)

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