【産業医20年目の気づきと学び】産業衛生学会全国協議会を振り返る


10月3日~5日の日程で産業衛生学会全国協議会が千葉県は木更津市で開催されました。
初日は酒蔵の労働衛生環境の巡視とかずさDNA研究所での豚レバーDNA抽出など実地研修を受け、普段の業務とは一味違った体験をしてきました。また旧知の先生との再会もあり、実りある時間を過ごしました。

今回の協議会は地元千葉での開催だったので、実行委員としてお手伝いもさせていただきました。
2日目の午前中はインカムを着けて実行委員のお仕事。
午後は動機づけ面接のワークショップに参加し、学びを深めるだけでなく、私が主宰するLMTスクールのメンバーとも初めて直接対面できました。
夜のオフィシャル懇親会では久しぶりの方にたくさん会ってご挨拶して、私の活動を知っている方々から「ミレイ先生ですよね!」「講演を聞きました!」「本を愛読しています!」と声をかけもらい、新たなご縁もたくさんいただきました。産業医としての活動に対する評価や感謝の声をいただけるのは、本当に嬉しい瞬間です。

最終日には、アドラー心理学、マズローの欲求5段階説、ポリヴェーガル理論、心理的安全性など、幅広いテーマで教育講演を行いました。日々の実務で感じる課題を、理論的な枠組みで整理し、実践に役立てていくことができるよう、私自身も多くの刺激を受けました。

久しぶりに懐かしい先生方にもお会いし、産業医としての20年のキャリアを振り返る機会にもなりました。
産業医という仕事は、日々の業務の中で多くの課題と向き合うことが求められますが、同じ志を持つ仲間と出会い、互いに成長し続けられることは、何物にも代えがたい喜びです。
今後も、産業保健の分野に貢献できるように、研鑽を積んでいきたいと思います。