💭 このようなお悩みはありませんか?
✔ 何度伝えても、相手の行動が変わらない
✔ 正しいことを伝えているのに、なぜか響かない
✔ 面談が終わるたびに、どっと疲れてしまう
保健指導や面談、対人支援に携わっている方なら、
一度はこのような悩みに直面したことがあるのではないでしょうか。
実はこれ、保健指導だけに限った話ではありません。
何度伝えても動いてくれない部下への「マネジメント」の悩み。
良かれと思ってアドバイスする子どもへの「子育て」の悩み。
学校現場での「教育」の悩み。
——「相手のためを思って伝えているのに、伝わらない」という構造は、
人と関わるすべての場面に共通しています。
指導によって人が変わらないのは、
支援者の力量不足ではありません。
そして、
相手の意志が弱いからでもありません。
人が変わらないのには、理由があります。
『全肯定保健指導』入門セミナーを開催しました
6月4日(木)19:30〜21:30、オンラインにて『全肯定保健指導』入門セミナーを開催しました。
今回のセミナーには40名もの方にお申し込みいただき、
当日は19名の方がリアルタイムでご参加くださいました。
保健師・看護師・医師・薬剤師・教員・管理職・会社員など、
保健指導に従事する方だけでなく、
人と関わるさまざまな職種の方にご参加いただきました。
当日は、
全肯定保健指導の共同開発者である加藤隆行氏(かとちゃん)、
事務局の小長谷恵氏(ぐみちゃん)、
そして私・上谷実礼(ミレイ先生)の
プロジェクトチーム3人で開催しました。
セミナーでは、『全肯定保健指導』のポイントを説明した後、
実際の面談を模したデモ動画を視聴しながら解説し、
質疑応答という流れで進めました。
デモ動画では、かとちゃんが相談者役を演じてくれています。
最初はガードを固めて防衛的だった相談者が、
全肯定での関わりを通じて少しずつ安心し、
気づきが起きていく、
そして自ら「できることを考えよう」という気持ちになっていく
——その心理的な変化を、
かとちゃん自身が相談者として感じていたことも含めてシェアしてくれたことで、
参加者の方々にもリアルに伝わったようでした。
セミナーを終えて「楽しかった!全然疲れない!」
2時間のセミナーを終えて、私の口から出た言葉は、
「楽しかった!全然疲れない!」
でした(時間もピッタリで大満足でした!)。
これは、今回のテーマそのものとも深く関係している気がしています。
-どうしたら相手を変えられるか?
-どうしたら行動変容してもらえるか?
-どうしたらこちらの伝えたいことを理解してもらえるのか?
を考えながら面談に臨んでいると、
自分自身がとても消耗し、
へとへとになってしまいます。
しかし、
この人は、なぜそうしているのだろう?
何を守ろうとしているのだろう?
と、相談者を肯定的に理解しようと面談に臨んでいると、
人と関わることがラクになりますし、
面談が楽しく感じられるようになります。
相手を変えようとするのをやめて、
自分自身を全肯定し、
相手も全肯定すると、
こんなにもラクになる。
そのことを、セミナーを通じてあらためて実感しました。
人は意志が弱いから変われないのではない
『全肯定保健指導』の核心にあるのは、視点の転換です。
たとえば、外から見ると「不健康な生活習慣」に見えるこんな行動
やめようと思っているのに、食べ過ぎてしまう
ついつい飲みすぎてしまう
喫煙がやめられない
運動が続かない
気がついたらまた夜更かししていた
こうした行動を「意志が弱い」「怠慢だ」と見るのか、
「この人なりの理由がある」と見るのか。
一見「不適切」に見える行動は、
その人が社会の中でなんとか生き延びるために、
自己治療的に選択してきたことかもしれません。
ストレスをやわらげるため
不安を感じないようにするため
疲れ切った自分をなんとか保つため
つまり、それは単なる怠慢ではなく、
自分を守るための行動である可能性があります。
そう考えると、私たち支援者の見方は大きく変わります。
私が専門とするゲシュタルト療法の中に、
「変容の逆説的理論」という考え方があります。
「変わらなければいけない」と自分を否定している間は、
人はなかなか変われません。
まずは「今のままで、自分を守ってきたんだな」と、
その理由を全肯定されたとき、
人は初めて自然と変わり始めるのです。
正論で人は変わらない
健康のためには、食事を整えた方がいい。
運動した方がいい。
お酒を減らした方がいい。
タバコはやめた方がいい。
多くの場合、相談者自身もそんなことは分かっています。
分かっているのにできない。
そこに苦しさがあります。
そこにさらに正論を重ねると、
「そんなことは分かっている」
「でもできない自分はダメだ」
と、自己否定が深まってしまうことがあります。
では、どうすればいいのでしょうか。
全肯定保健指導では、
その人の具体的な出来事を聴いていきます。
- いつ、
- どこで、
- 誰と、
- どんなふうに、
- 何をしているのか?
その人の体験をリアルに感じられるように丁寧に聴いていくことで、
相談者自身が自分でも気づいていなかった気持ちや考えに気づいていくことができるようになります。
参加者の声
掲載を許可いただいた方の声を一部ご紹介させていただきます。

具体的な話はお互いに追体験しやすく臨場感が高まることを、デモ動画を見て実感しました

従来型の保健指導にしんどさを感じていたところに、全肯定保健指導の本を読んで『こんな保健指導がしてみたい!』と心から感じました。
ミレイ先生、かとちゃん、ぐみさん揃ってのセミナーは、めちゃくちゃ贅沢な時間でした

具体的に聴くことで、一般的な情報をやり取りする保健指導ではなく『あなたのための時間』ということが対象者にも伝わり、気づきにつながるのだと理解できました

保健指導と全く関係ない仕事をしていますが、良かれと思ってアドバイスしているのに勉強に身が入らない息子と、生活習慣を変えようとしない人には共通点があるかもと思って参加しました。
いい年の大人だって大事なことでもやらなかったりする——子育てにも活かしたいと思いました

変容の逆説的理論、大変勉強になりました
全肯定保健指導が目指しているもの
全肯定保健指導は、
相手を甘やかす方法ではありません。
相手を思い通りに変える技術でもありません。
「この人には、こうせざるを得ない、この人なりの理由が必ずある」
という前提で関わる姿勢のことです。
だからこそ、保健指導だけでなく、部下育成・子育て・夫婦関係・教育などあらゆる対人支援に応用できます。
次は、体験の場へ
今回の入門セミナーでは、
全肯定保健指導の考え方や全体像をお伝えしました。
しかし、全肯定保健指導は知識を覚えるだけでは身につきません。
否定しないで聴く
変えようとせずに関わる
相手の背景を具体的に聴く
こうしたことは、頭で分かっていても、
実際の面談場面では意外と難しいものです。
だからこそ、
実際に話を聴き、
実際に聴いてもらい、
ロールプレイやフィードバックを通じて体で覚えていくものです。
そのための実践編として、
全肯定保健指導ワークショップを開催します。
少人数で、全肯定保健指導の6パートを体系的に学んでいきます。

現在、お申し込みページを準備中です。
ご興味のある方は、ぜひ日程を空けておいてください。
準備が整い次第、メルマガにてご案内します。
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おわりに
人と関わることは、本当は楽しいことです。
相談者の中にある力を信じること。
そして、支援者自身も「変えなければ」という力みから少し自由になること。
そんな関わりを、これからも皆さんと一緒に学んでいけたら嬉しいです。
書籍『30分で成果を出す!全肯定保健指導』では、
今回のセミナーの内容をさらに詳しく、実践的に解説しています。
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※「全肯定保健指導®」はヒューマンハピネス株式会社の登録商標です。
