心に平和を

 

気がつけば早いものでアドラー心理学を学び、実践するようになってから12年が経ちました。

研修などでは、共同体感覚という「思想」、基本前提としてまとめられている「理論」、勇気づけに代表される「技法」の三位一体となっているところがアドラー心理学の特徴だとお伝えしています。

特に思想としての共同体感覚がベースにあるところが肝です。

さらに私がアドラーが好きだなと感じる部分に、作りたい社会の青写真を持っている点があります。

平和な社会、協力的な社会、人々がリラックスして所属できる社会、一人ひとりが自分のままでくつろいでいられる社会、他者は仲間であると感じられる社会、つながりを感じられる社会…

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たまに受ける質問で「アドラー心理学はコーチングやNLPと似ている感じがするのですが、どこが違うのですか?」というものがあります。

私の理解では、ベースに共同体感覚という思想があること、目指したい社会のはっきりとした青写真を持っているところが、アドラー心理学の視座の高さであり、単なるテクニック、スキルだけではない部分だと考えています。

常に社会が視野に入っているところが、私がアドラーを長く好きでいるポイントなんだな、と感じます。

理想の社会を作りたい!なんていうと、中には「いつまでそんな青くさいことを言っているのですか!?」とあきれる人もいるかもしれません。

でもね、私は散歩をしながら空を見上げ、いいようのないありがたさが胸にあふれてきて涙が出る時があるのです。

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残念ながらこの美しい空が戦闘機で埋め尽くされた時代がありました。

その時代のことを思うと、安全に散歩ができること、青空を見上げることができること、安心して空気が吸えること…そんな当たり前に感じられることのありがたみが身に染みるのです。

平和な社会、争い、戦争のない社会であって欲しい、と願わない人はいるでしょうか?

ユネスコ(U.N.E.S.C.O.)は国際平和と人類の福祉の促進を目的とした国際連合の専門機関です。

ユネスコ憲章の前文にはこうあります。

『戦争は、人間の心の中で生まれるものであるから、

人間の心の中に平和の砦を築かなければならない』

アドラー心理学をはじめとする心の学びをお伝えしたい!という私の原動力はここにあります。

平和で協力的な社会を作りたい。

そのために私たち一人ひとりの心の中に平和があること、

私たち一人ひとりが自分や他者を裁く競合性を脱し、協力的に生きていくこと、

そんな自分でありたいと思いますし、

自分の心に平和を作りたい、

協力的に生きていきたいと願う仲間たちと

ともに協力して学んでいきたいと思うのです。

こんな想いで開催しているほぼ月例の勉強会はこちらです。
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『自分を信頼するレッスン』

 

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