カウンセラー・セラピスト仲間の間ではよく話題になることですが、
クライアントの主訴はカウンセラー自身の課題と密接につながっていることがホントによくあります。
だからこそ、カウンセラー自身が自分の人生を真剣に生きること、
自分の課題にガチで向き合うことが必要になります。
自分自身が向き合って体験したことでないと、人のサポートはできません。
頭だけの理解ではダメなんです。
自分の中の黒い部分、醜くて、恥ずかしくてできれば目をそらしたいことにも直面し、感じてしまったら壊れてしまいそうな気がするので厚い厚い扉で封印してきた悲しみや怒り、絶望などのネガティブな感情を味わい尽くす必要があるのです。
苦しくても、逃げたくても対人援助の仕事をするのなら、絶対に避けては通れません。
そして、ありがたいことに目の前のクライアントは何度も何度もカウンセラーにそのことを教えてくれます…。
カウンセラーが自分の人生に向き合い、自己受容、自己一致に向けてもがくことが、クライアントのためにもなります。
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昨年末から、我が家はパートナーシップを試される時間が続いていました。
ここ数年、お互いに未完了にしてきていた感情をぶつけ合いました。
暴言も吐きまくりました。
リアルに「離婚」の文字が頭に浮かびました。
子はかすがいを痛感しました。
「絶対に逃げない」ということだけは決めて、取り組んできましたが、家庭内に微妙な空気が満ちている時間は辛かった…。
家庭だけでなく、仕事や人生全体のパフォーマンスが激しく低下しているのを体感しました。
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でも、そういう時に限って、パートナーシップがテーマのセッションが続くのです。
「あぁ、これはパートナーシップにしっかり向き合いなさい、という人生からのメッセージだな」と思わざるを得ませんでした。
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夫とは何度も話し合って、ぶつかり合って、最近になって事態は大きく好転し、ようやく底を抜けられたかなと思えるようになりました。
そして夫の関係を通して、私自身の未熟なところとかイヤなところとかどす黒いところとか身勝手なところとか無責任なところとか無力なところとかをイヤというほど突きつけられて、そういうことも「これが自分なんだ」と全部受け入れた上で、これからどういう自分でありたいのか、どういうパートナーシップでありたいのかをものすごーく探求することができたと感じています。
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それもこれも、ガマンしないで激しくぶつかり合ったからこそかな~と思えます。
大切な相手であるからこそ、遠慮しないで、いい子ぶらないで、時にはぶつかることも必要だなと思います。