怒るのはダメでも叱るのはいいんですよね?


昨日の研修で質問に回答したことをブログにも共有しますね。

怒りの感情について説明していると、タイトルのような質問を受けることがたまにあります。

怒るのはダメでも叱るのはいいんですよね?という質問の背景は、
私の理解では、怒るのはただ感情的になることなのでNGだが、
叱るのは相手を思って理性的に行うことなのでOK、みたいな感じなのでしょうか。

どうでしょうねぇ。

私は「相手のことを思って」ってセリフ、胡散臭いなぁと思います。

相手をコントロールしたいという気持ちが見え隠れするような気がしませんか?

相手のことを思って、という枕詞はほとんどの場合がおためごかし、
コントロールドラマに入っていることを示していると思います。

もとい、今回いただいた質問は厳密には
「部下を叱っているつもりでも、途中から怒りの気持ちが出て来てしまう。
その境界をどうすればいいですか?」
というような内容でした。

それに対して私は
「怒る必要も叱る必要もないのでは?」
と回答しました。

仕事上の上司、部下の関係でも親子の関係でも
部下や子どもに「こうして欲しい」「こうなって欲しい」という
上司なり親の思いがありますよね。

また仕事の場合はチームとして達成したい目標があるのかもしれない。

部下が思うようなパフォーマンスを出せない場合は、
能力の問題もあるかもしれませんが、そもそも上司部下の間で
目標の一致ができていない可能性が高いです。

参考記事

何度も似たようなことを書いていますが、
部下が思うように動いてくれないと感じる場合は
ほぼ全例でこの目標の一致がなされていないと感じます。

人はイメージしたことしか実現できないのです。

上司と部下の間でなんとなくのイメージで目標の話をしているだけでは、
部下が上司の思うようなパフォーマンスを出すことは難しいのです。

上司の頭の中にあるだけでは、部下にゴールのイメージは伝わらないのです。

「どうして言ったようにできないのだ?」って言われても困るのです。

だって、お互いにイメージしていることが微妙にズレているのですから。

双方がありありと共通のゴールをイメージできることころまで対話を重ねること。

対話を通してしか目標の一致はできません。

その上で、まだ部下が思うようなパフォーマンスが出せないのだとしたら、
部下にダメな人、仕事ができない人、と競合的にレッテルを貼るのではなく、
「何か困っていることがあるんじゃないのかな? 仲間としてサポートできることがあるかな?」と
部下に協力的に問い掛けてあげて欲しいのです。

こんな風に接していくと、コミュニケーションの中に
叱ることも怒ることも登場する機会がほとんどなくなりますよ。

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