【ご感想】『2日間でわかる!アドラー心理学の基本~モニター講座~』2023年9月3日(日)

ご参加いただいた方から、掲載許可を得たアンケートをご紹介します。

「印象に残ったこと」・「目からウロコだったこと」・「新しい気づき」は何ですか?

アドラーが個人心理学=アドラー心理学の思想や体系を構築した、彼自身の人生にもとづいたものであることを知ることができたこと。戦争体験から導き出した思想(?)がアドラーとフロイトで全く異なることを知ったこと。
「貢献について」と「協力と競合」についてです。そこに存在していることが、すでに貢献であるという言葉は、本当に素敵な言葉だと思いました。自分の仕事においても、聴いてくださる受講生の方々がいるからこそ、「自分が存在できている」ということを、改めて気づき、感謝ですね。
教わる側も貢献になる。が、とても印象に残っています。
改めて、ありがとうと挨拶の大切さを思い出し、何気なく使っていることに意識を向けようと思いました。
・共同体感覚は、まず自分自身から(否定せず分断しない)。「自分の中に自分が安心してくつろげる場所を作る」という言葉がしっくりきました。
・共同体の中には自分も含まれていて、共同体を大切にすることと自分を大切にすることは矛盾しない。「自己犠牲」と「へりくだりすぎる人」とは、無理が生じ人間関係がゆがんでしまう考え方だと思いました。
・成果や生産性を上げることが「貢献」ではない。教えられる側がいて初めて教えることができる。存在自体が貢献の意味が分からなかったが、手掛かりが得られたように感じています。
・「競合的」=悪、「協力的」=善ではない。仕事上の役割と人としての在り方とを、切り分けることが大切。難しいですが、心掛けたいです。
共同体感覚は、周囲とのことだけではなく、まずは「われわれが自分の生命と結合し、是認し、和解する力のこと」を指すこと。色々考えさせられます。
「共同体の中には、自分も含まれる」を二日続けて聴けたことで、「『自分を大切にする』ということは、『みんなを大切にする』ということ」が、やさしくあったかく沁みています。
3年前に同じ資料で聴いたときにはなかった感覚です。
今の私だから沁みてきたのだなと思い、嬉しいです。
同じ第一次世界大戦を経てフロイトは「人はなぜ闘うのか」を考え、アドラーは「闘わないためにどうすべきか」を考えた点。
ユダヤ人であることの影響を想像していたが、もちろんあるのだろうが、それよりも弟や自分の病気から医師を目指し、曲芸師や道化師から補償を導いた点。
共同体感覚の中で自分の生命との結合・是認・和解の必要性を説いている点。
自分は超感覚派なので整理と言語化ができないでいますが、それぞれ沢山ありました。さらには安堵感を感じた点も幾つかありました。
アドラーの素晴らしさや奥深さを伝えたいゆえだと思いますが、アドラーとフロイトを比較しフロイトを下げ気味、「フロイトは浅いよね、違うよね」的に言う(印象に思える)解説を散見しましたが、違和感を感じてきました。でも今日出たお話を聴き、とても納得と安堵しました。
また、これは以前、つみさんも同じ主旨のお話をされていた覚えがありますが、「アドラーは時に辛くなる」とのお話も納得と安堵したことです。アドラーを一人で深めようとしたり救いを求めると逆により苦しみが深まると思うこともありました。今日、セラピー・カウンセリングを受けることを薦める話もありましたが、本当に、人に支えてもらう関係性がある中でアドラーが出て来るなら良いけど、一人では危なっかしいところもあると感じることもあったので、とても勉強になりました。
貢献についての理解が深まった。又、能力の自己管理。フロイトとアドラーの思想の違い。

今回学んだことを日常生活にどう活かせそうですか?

改めて「共同体感覚」を学び、人間は一人では生きられないこと。世界・コミュニティの中の自分という視点・意識をもって、「貢献」できる自分であるには?と考えていきたい。実礼さんの事例で紹介された、「教えられ上手も貢献である」ことはとても参考になった。それゆえに、*貢献とは違うもっとよい表現が無いものか?
まずは、とても身近な家族こそ「共同体」だと思いました。主人に「協力的」であることと、居てくれる存在に「ありがとう」と伝えたいと思います。
自分の中に自分のリラックスできる居場所を見つけていこうと思います。
「感謝を伝える」をさらに意識していきたいと思いました。まだ、ぎこちないことも多いので、事実や相手の行為を添えることと、自分の気持ちを添えることも改めて心掛けたいと思います。
自虐の言葉や、自分なんての気持ちの言葉を、言わないようにします。つい、言ってしまいがちな自分がいるのはわかっていますので、まず自分を大切にします。
自己受容のヒントになると思いました。
プライベートでも、仕事でも、自分の感覚や感情、からだを大切にしながら、ヨコの関係で協力的にかかわっていきたいと思います。
同時に、社会的には、競合的側面も必要なことを学べて、またひとつ、自己否定する材料を手放せそうだと感じました。
最近、職場で競合的になっていた気がするし、挨拶やありがとうも雑になっていた気がするので、明日からは大事にしたい。ただそうしたいと思えない自分が出てきたら、そっと距離を取りたい。
企業研修で、新人・若手のフォロー研修、レジリエンス研修、管理職のお悩み相談、評価者研修、等々、登壇している様々なテーマで話せると思いました。
その他、BtoCでメンタル支援しているプロのカウンセラーやコーチ、講師へのメンタルケアやビジネスサポートでも本当に役立つと思います。

講師へのメッセージなど、ご自由に!

実礼さんの熱のこもった解説、事例による分かりやすい解釈が素晴らしいと思いました。今回はアドラー心理学の思想(共同体感覚)について学びましたが、現時点の私の学び視点として、「共同体感覚のような考え方や思想」は宗教(仏教とか)にもあるように感じました。宗教との違いは何か?という疑問を持ちながら、今後の学びで明確にしていけたらな。と感じました。
知らないを知る、貴重な時間になりました。ありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします。
みれい先生のお話は、津美先生とは違った視点もあり、参加者の皆様も多様で、とても刺激的でした。いただいたご本も、日ごろキャリアカウンセリングの仲間で話すお悩みのヒントが満載で、夢中で読みました。お二人とも、エネルギッシュなのに自然体で、セミナーも安心して参加できました。まず何より自分、そして身近な家族・仲間のために、これからも学んでいきたいと思います。素敵な時間を作っていただき、ありがとうございました。
みれいちゃん、つみさん、ノムさん、このような講座をありがとうございました!
講義に加えて、皆さんとお話しできたこと、質疑応答を聴かせてもらえたこと、全て勉強になりました。

アドラーも、フロイトも、そして、いろんな先人たちも、学び・研究は自分の苦しみに端を発しているのだなぁと感じました。
そうすると、私がしていること(自分や周りの人たちを楽にしたいという気持ちからの仕事や学び)は間違っていないんだなぁと勇気づけられました。

今、アドラー心理学をもっと知りたい気持ちです。
次回も楽しみにしています。
よろしくお願いいたします。
何度、聞いてもみれいちゃんの話に引き込まれます。
セミナー講師って、セミナーに話す何倍もの時間を学びや準備に費やしていることを知っているが、みれいちゃん、津美さんの厚みと熱さ、広さを感じました。
言葉など、一つ一つを探求し、その知識を惜しみなく教えて頂きありがとうございました。熱い思いと熱意を感じる内容でした。