こんにちは。
アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする
“はたらく人の自己受容のためのサポーター” 上谷実礼です。
子どもにお手伝いを頼んでも断られてガッカリします
今日もセミナーでのご質問に回答するよ♪シリーズです。
アサーティブなコミュニケーションを身につけよう、ということで、
自分のニーズやリクエストをアイ・メッセージかつ
「○○してもらえますか」のように末尾に「?」をつけて
相手に選択肢を提示した形で伝える、という方法を皆さんと学びました。
そして、忘れてはいけないこととして、
「こちらが正直に自分の気持ちを表現し、ニーズを伝えたとしても
相手が必ずしも答えてくれるわけではないこと」をお伝えしました。
このことについて以下のような質問をいただきました。
Q「子どもにお手伝いをお願いする時に、断られると本当にガッカリしてしまうので、
言わない選択をしてしまいます。どのような心構え、考え方をすればよいのでしょうか?」
ご質問ありがとうございます^_^
私はあまり子育て系のメルマガは書いていませんが、
子育てと言えばアドラーなので、今回はがっつりアドラー流の回答をします。
アンケートにはお子さんの年齢やお手伝いの内容については記載されていませんでしたので、
子どもの年齢やお手伝いの内容にもよるかな、
と思うのですが我が家(小6,小3男子)ではこんな風に関わっています。
アドラー流の子育てでは、子育ての行動面の目標として
①自立する ②社会と調和して暮らせる
子育ての心理面の目標として
①私は能力がある ②人々は私の仲間だ を掲げています。
私は子ども達に
「親としてあなた達にはこんな風な大人になるといいな、と考えて子育てしているよ」と
子育ての目標を伝えて、
自立するとか社会と調和して暮らすとかってどういうイメージかなと話し合いました。
下の子は「難しくてよく分かんない~!」と言っていましたが笑
そして、「チームで物事を動かしていくためには
学校でも●●係○○当番とか決めるよね? 家族というチームで家庭を運営していくためにも
家族のメンバーでできることを分担する必要があると思うんだよね」と伝えました。
だから、そもそもママだけが家事を担うことに合理性はないということを理解してもらい、
それぞれにできそうな家事を分担してもらうことになりました。
こうやって文字にしてみるとやや誘導的に思えて来ましたが笑、
改めて振り返ってみると、そもそも自分の仕事として分担が決まっていることなので、
我が家では子どもにお手伝いを頼む、ということをあまりしていない気がします。
子どもなので仕事を忘れる時はありますが、そんな時も
「○○お願いね~」と伝えるとすぐに済ませてくれる感じです。
子どもの仕事以外のことを頼んだ時には、子どもの都合で断られることもあります。
でも、反対に私が子どもの頼みを断ることもあります。
それぞれに都合がありますから。
子どもをコントロールしようという気持ちがあると
頼みを断られたときにイライラやがっかりするかもしれませんね。
あまりになんでもかんでも断られるときは、そもそも家族で力をあわせて
家庭を運営していくものだ、という前提が共有されていないかもしれませんので、
その前提から改めて話し合う必要があるでしょう。
まとめます。
子育ての目標について子どもと話し合ってイメージのすりあわせをする
↓ ↓ ↓
チーム家族をみんなで力をあわせて運営していこう!と確認する
↓ ↓ ↓
それぞれにできそうな家事を分担する
↓ ↓ ↓
他の仕事を頼みたいときはお願い口調で依頼する
↓ ↓ ↓
頼んでも子どもの都合で断られることもある
以上、回答です!
それらしいことを書いていますが、
私なんて全然完璧じゃないし、子ども達はコントロール不能!な自由な存在です。
うちはだいたいいつも散らかっているし笑、家事は手抜きです。
できないことがたくさんあっても、「ま、いっか」という感じで
自分自身を許せるようになったことが、家族の協力を得やすくなった秘訣かもしれません。
参考になれば幸いです^_^
今日もゴキゲンな一日を♪