近年、働き方改革が叫ばれる中、メンタルヘルス問題は社会全体で注目を集めています。企業においても、従業員の心の健康は生産性向上に直結するため、重要な課題となっています。
この度、某大手シンクタンクの新入社員研修において、メンタルヘルスをテーマに講演を行いました。講演では、ポリヴェーガル理論に基づき、神経系の働きと心の状態の関係性について解説。そして、心身を整えるための具体的な生活習慣についてもお伝えしました。
ポリヴェーガル理論は、私たちの自律神経系がどのようにストレスや安全安心感に反応するかを説明する理論です。この理論を理解することで、自分自身の心身の状態や周囲の環境の状態を客観的に捉えられるようになります。そのことで、自分や人を責めることなく現状をノンジャッジで受け止めた上で、自身のコンディションを整えたり、周囲に助けを求めたり、環境に働きかけたりすることで職場の課題をコミュニケーションを通して建設的に解決できる可能性が高まります。
ポリヴェーガル理論についてはこちら↓↓↓
【産業保健活動にポリヴェーガル理論を活用しよう】(メディカ出版)
第1回 ポリヴェーガル理論って何?
第2回 職場の心理的安全性とポリヴェーガル理論は関連する?
第3回 産業保健活動にポリヴェーガル理論をどう役立てる?
メンタルヘルスの理解とその実践は、個人および組織全体のパフォーマンス向上の鍵となります。脳神経系の働きを理解し、それに基づいた生活習慣を取り入れることで、心身の健康と職場の生産性向上が期待できます。
ヒューマンハピネスでは、心理学×医学×脳神経科学に基づいた命の流れに沿った人材育成プログラムを提供しています。新入社員研修からマネジメント研修までお気軽にお問い合わせください。