上司の言っていることは正論なんです…

ウエタニミレイです。

昨日は、「自分を大切にする」とは
ありのままの自分の気持ちや感情、感覚、本心などにフタをしないで、
なかったことにしないで、
抑え込まないで、
自分の中の気持ちや感情、感覚を大切にする、ということだと書きました。

自分を大切にするってどういうことか分からない…自分を大切にするってどういうことか分からない…

自分を大切にするための第一歩は、自分の中の好き嫌いや快不快に気づくことです。

感情、特に怒りや悲しみ、不安や焦りなどのどちらかというとネガティブな感情は、
よくないもの、できればない方がいいもの、
コントロールして表面化させないほうがいいものと考えられがちです。

でもね、私たちから感情が消えてなくなることは絶対にありません。

本当はネガティブな感情だって悪いものではないのです。
あなたにメッセージを送ってくれる大切な存在なのです。

それにも関わらず、
ポジティブな感情はいいもの、
ネガティブな感情は悪いもの、
とジャッジしてレッテル貼りをして、
ネガティブな感情にフタをしてしまうことが
私たちを損なうのです。

どんなにうまく感情にフタをして、
全力で見ないようにして、
エネルギーを使って表面を取りつくろっても、
私たちの中に小さなトゲが刺さったように残ります。

そして、そのトゲをちゃんと抜いてあげないと、
つまり、なかったことにしたネガティブな感情の存在に気づいてあげないと、
私たちの心身にストレスという形でダメージを与えます。

会社でよく聞かれる言葉に
「上司の言っていることは正論なんです……」
というものがあります。

この言葉の「……」のあとには、表現されないこんな言葉が続きます。
「上司の言っていることは正論なんです」
「…でも、言い方がキツく冷たく感じるのです」
「…でも、私の置かれている状況を考慮してもらっていないように感じるのです」
「…でも、私は精一杯やっていて、これ以上はキャパオーバーなんです」

そして、「そういう上司がイヤなのですか?」と問い掛けても
「イヤではないし、好き嫌いの話ではないのです」と続きます。

特に会社では、どこまでも自分の好き嫌い、快不快を表現することを抑圧されるのです。

たしかに上司のことがキライだ、で話を終わらせるのは建設的ではありません。

けれど、たしかに自分の中に不快な感情があるにも関わらず
それは良くないものだとレッテル貼りをして
なかったことにしてしまっていると
相手との関係に感情的なしこりが残り、
事態が複雑になっていきます。

まずは自分の中の不快な感情にフタをしないで存在を認めること、
その上で、他者に対してそういう感情がありながらも、
これからどうしていくかを考えていく方が
はるかにシンプルで建設的です。

自分を大切にできると他の人のことも大切にできるようになります。

自分の感情を大切にできるようになると他の人の感情も大切に扱えるようになります。

だから、
自分を大切にすること、
自分の感情を大切にすることは
決して自分のワガママではないし、
自己中なあり方ではないのです。

私はこのことを理解するのに結構時間が掛かりました。
対人援助の仕事をしているのに、
若い頃は、自分はいまいち共感力に乏しいと感じることもありました。

それは他でもない、自分の感情、特にネガティブな感情にフタをして
いい子のふりをして、自分の感情にしっかりと共感できていなかったからだ、
自分の感情に共感できないのに、他の人に共感なんてできるわけなんてないじゃん!と
カラクリが理解できた時は、我ながらものすごい発見をしたものだと感動しました(笑

今ではムダにトゲだらけの自分にならないように
トゲが刺さる前にネガティブな感情に気づけるようになりました。

もしもネガティブな感情を感じたら
悪いものだから、と反射的にフタをしてしまわないで
その感情を観察することから始めてみてくださいね。

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