人間の悩みはすべて対人関係の悩みである???

ウエタニミレイです。

若い頃はずっと自分探しをしていました。
20代の頃は、どこかにいる本当の自分を探して、
バックパックを背負って世界中を旅しました。
今だったらちょっと危険で行くのを戸惑うような国にも行きました。

自分探しの旅の結果、分かったこと。
「本当の自分は今ここにしかいない」

それでも昨日の投稿に書いたように
自分の中がバラバラに分裂していて、
すっきりと統合されていないような感じがあったので、
アドラーに出会う前は、
潜在意識系とかトランスパーソナル系とかスピリチュアル系とか
たくさんの本を読みました。

中でも一番影響を受けたのは
米国のスピリチュアルリーダーである
ディーパック・チョプラ氏の考えです。
(チョプラのどんなところが好きかはそのうち書きます♪)

それで、長らくの間、課題は自分の中にあると考えて
自分の中に入って、自分を観察するアプローチを続けてきたので、
自分のあり方を他者との関係の中にみていく
アドラーの考えを知った時は青天の霹靂的な衝撃を受けました。

人間の悩みはすべて対人関係の悩みである、ということは言い換えると、
私たち人間の幸せの種も対人関係の中に存在する、ということです。

一方で、ここで言う対人関係とは
対他者だけではなく、対自分も含まれると教わりました。

私は子どもの頃からずっと、、
「幸せでありたい」と願ってきていました。

対人関係の中に悩みの種も幸せの種も存在すると考えるアドラー心理学では、
人が幸せを感じるのは、
所属感と貢献感を持てるときだ、と説明しています。
実際に私も研修や講座でそのように説明しています。

けれど、対人関係に対他者と対自分が含まれるとして、
私たちが幸せを感じるのは所属感と貢献感を持てるとき、
というのがすんなりとつながりませんでした。

家庭もあって、仕事もあって、仲間もいて…。
所属感と貢献感を持てるときに幸せを感じられる、
という定義に照らし合わせると、
私はまぎれもなくしあわせであるはずなのです。
それなのに、自分にはどこにも居場所がないという感覚も同時に持っていました。

そして、昨日の投稿に書いたように、
本当の自分が望んでいること、
考えていること、
感じていること、
行動していることが
バラバラになっているような感覚があり、
そのために自分は幸せだとは言い切れないような感覚があったのです。

そんな時にある人から
「ミレイさんは自分の中に所属感が持てないのではないですか?」
と質問されました。

この一言は私にとってはものすごく大きな気づきを与えてくれました。

そうか! 私は自分が統合できていると感じられないから、
自分の中にしっかりと居場所があると感じられないのだ!
そして、自分に貢献するということは
しっかりと統合できたありのままの自分に対して貢献する、
つまり「本当の自分のためになる」ことをすることなのだ!

アドラーの言っている
私たちの悩みはすべて対人関係の悩みである、
すなわち私たちが幸せを感じられるのは所属感と貢献感を持てる時である、ということは
対他者との関係において所属感と貢献感を感じられるだけでなく、
自分に対しても所属感と貢献感を感じられる時なのだ!

このことを理解するのと同時に
自分を統合していくプロセスが同時進行で進んでいたので、
アドラーが言っている
私たちの悩みはすべて対人関係の悩みである、ということと
私たちが幸せを感じられるのは所属感と貢献感を感じられるときである、
ということがこれまでよりも
立体的に有機的に腹落ちする感覚がありました。

ちょっとこれってスゴい気づきじゃないですか!?

このことが分かって、ものすごくすっきりしたので、日記にも書いておきます!

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