夏休み

ウエタニミレイです。

8月に入りましたね~。

我が家には小学4年生と1年生の男児がおります。

私は仕事をしているので、ふたりとも学校内の学童に通っていました。

お兄ちゃんの方はさすがに4年生になると同級生がほんの数名になってしまうし、お稽古事やらお友達と遊ぶ約束やらで、事実上、ほとんど学童はお休み状態でした。

弟くんの方もお兄ちゃんが行かないならボクも学童をお休みする~と、こちらもなし崩し的に、事実上、ほとんど学童はお休み状態でした。

そんなこんなで夏休みを目前にふたりで「夏休み、学童には行きたくない! うちでのんびり過ごしたいんだ!」と言い張ります。

ワタクシ、些か悩みました…。

会社勤めをしている訳ではないので、時間に融通がきくといえばきくのですが、そうは言ってもすでに仕事や学びの予定はけっこう入っている…。

学童に通わないとなると、きっとうちで長時間、ゲームをするに違いない…。

一方で、学童に通うとなると毎日のお弁当作りがもれなくついてくる…。

お兄ちゃんが受験をする可能性を考えると、ゆっくり遊べる夏休みは今年で最後になるだろう…。

ママが仕事でいない時もふたりならお留守番はできるだろう…。

そんなモヤモヤを経て、最終的にはエイヤ!と夏休みを目前に勢いで学童をやめることになりました。

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うちの子ども達は赤ちゃんの時から保育園⇒学童コースをたどってきているので、ママ歴10年目にしてなんと初めて子ども達とゆっくり過ごす夏休みです!

まずは、子ども達と一緒に一日の時間の過ごし方について話し合いました。

子ども達がメリハリをつけて一日を過ごせるためというのもありますが、私も時間の目安がないとついつい仕事をしてしまうので、一日の時間の過ごし方を考えるのは私のためでもあります。

7月中は午前中、お兄ちゃんの部活があるので、部活を中心に時間を組み立てました。

朝は遅くても7時までには起きる。

夜は遅くても22時までには寝る。

なにしろ暑いので、屋外の活動は午前中に予定する。

夏休み中の予定を確認して、宿題を進めるスピードを考える。

できれば毎日1冊本を読む。

などなど、ざっくりとした計画を立てました。

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子ども達と夏休みをどう過ごすかという話をしながら、自分が子どもだった頃のことを思い出しました。

私が小学校3年生になる時に両親が別居し、4年生の終わりに離婚したので、小学校2年までと3年生以降ではガラッと生活が変わっているはずです。

でも、夏休みの記憶がほとんどないのです。

思い出すのは、小学校3年生の夏に2歳下の妹と二人で母方のおじいちゃん、おばあちゃんのところに飛行機で行ったこと。

その夏に日航機墜落事故が起こり、おじいちゃんの家のテレビでニュースを見ていたこと。

その時はまだ両親が離婚していなかったので、父も一緒にいたこと。

その他にもおじいちゃんの家で過ごした夏休みの出来事はいくつか思い出すのですが、その他の平凡な日にどんな風に過ごしていたか、ほとんど記憶がありません。

5年生に上がるときに進学塾に通い始めたので、それからは恐らく毎日、塾通いをしていたのだと思います。

母子家庭で母は働きづめだったので、夏休みはたぶん、妹とふたりでなんとなく過ごしていたんだろうなぁ。

市民プールに行くとか遊園地的なところに行くとかしたことなかったなぁ。

小学校1年生頃、子どもの目にも両親が不仲になり始めたのが分かってからは、いつ母が飛び出すかといつも緊張して過ごしていました。

別居&転校してからは新しい環境に慣れるのに必死でした。

両親が離婚してからは自分の人生を切り拓くべく勉強に打ち込みました。

自分が子どもの頃の夏休みの子どもらしい思い出がほとんどないことに気づき、改めて私が子どもらしく過ごす子ども時代は失われてしまっていたんだなぁということも感じました。

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前にも書きましたが、最近、「今、この瞬間」を生きていることがとても愛おしく、ありがたく感じる毎日を送っています。

去年の私だったら、夏休みを目前に学童をやめるなんて考えもしなかったと思います。

だって仕事があるし、やりたいこと、やらなければならないことが山ほどありましたから。

けれども去年の秋ぐらいから心のトゲ抜きを進めてきて、「生活のペースを落とそう」と頭で考えるのではなく、心から「生活のペースを落としたい」「もっと家族と過ごしたい」と無理なく思えるようになっていたのですね。

夏休みを子ども達と過ごすイメージが自然に頭に浮かんできました。

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実際に夏休みが始まってみると、仕事がない時は近所のミニプールに行ったり、フィールドアスレチックに行ったり、ずーっと子ども達とべったりした時間を過ごすのに、戸惑いがないと言えば嘘になります。

日中の時間にはほとんど仕事ができません!

自分の思うように仕事や学びが進められないことにイライラしている瞬間にも気づきました。

毎日、書きたいことがいくつも頭に浮かぶのに、ブログも全然書けません。

でもね、子ども達はママと過ごせることがホントに嬉しそうなんです。

たくさん色んなお話をしてくれます。

時にはワガママも言うし、甘えたい放題です。

4年生のお兄ちゃんはいまだに抱っこして~と言ってくれます。

男女の違いもあるとは思うのですが、自分が彼らの年齢の頃を思い出すと、親に甘えるなんて考えもしなかったし、子どもらしさのない子どもでした。

どこにも自分の居場所がないような感覚があり、大人になっても長らく生きづらさを感じてきました。

そんな自分の子ども時代を振り返ってみると、短い子ども時代をしっかり子どもとして過ごせることがいかに幸せかと思えます。

長い人生のほんの1ヶ月ちょっと、思うように仕事が進まないことなんて、子ども達と過ごす貴重な時間に比べたら些細なことだと思えます。

ちょっとぐらい仕事のペースが落ちても、こんな風に子ども達がくつろげる家庭を作れていること、子ども達が子どもらしく甘えられる子育てができている自分にもっとO.K.を出したいと思いました。

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あぁ、何気ない日常がありがたいなぁ。

毎日が幸せだなぁ。

子ども達はかわいいなぁ。

なんてことを噛み締めながら夏休みを過ごしているのでした(*^_^*)

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