仕事が増えるメカニズム

ウエタニミレイです。

こんなことがありました。

クライアント企業に対して、あることについて質問しました。

私の質問には
あることに関係している当事者がいるということを知っているか、
その当事者が置かれている状況を想像したことがあるか、
をたずねたいという意図がありました。

最終的には私の質問に対して
「あることに関して規定を作ることで対応する」
という回答になりました。

この回答について、私の中に違和感がありました。

私の話の仕方にも問題があったのでしょうが、
当初の質問の意図からは離れ、
いつの間にか「規定を作る」という作業が目的化しているのです。

そのことで、仕事が増える人もいます。
私は皆さんの仕事を増やしたかったワケではないのに。

何か課題がある時にいきなり答えを考えようとするのではなく、
現場の状況を想像したり、
現場に足を運んだり、
関係者の話を聞くことからはじめないで、
一足飛びに手段や方法を考えると作業が目的化してしまうのです。
つまり仕事が増えることになります。
作業や方法を考えることから入ると、
どんどんと本質から遠ざかっていきます。

この後は、もう少し時間を作って、
本当に規定を作る、というプロセスが必要なのか、
他に考えられることはないのか、
ということについて皆さんと対話していきたいと考えています。

私はもっと話の仕方に慎重でありたいと感じた出来事であったのと同時に、
こうやって仕事が増えていくのか…と感じた出来事でもありました。

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