こんにちは。
アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする
“はたらく人の自己受容と自己理解のためのサポーター” 上谷実礼です。
自分軸を見つけよう
今日は午前中の産業医訪問のあと、千葉産業保健総合支援センター主催の『自分軸を見つけよう』セミナーでした☆
2015年に産保センターでデビューしてから私の研修講師人生が始まったので、私にとってのホームのような場所です。
6年前は4冊も本を書いたり、今のように全国から研修に呼んでいただくことになるなんて想像もしていなかったなぁ。
千葉産保のセミナーは産業医資格も取れるので、数年前からドクターの参加が多いです。
今日のセミナーもとても盛り上がり、
終了後には3,4人の女医さんが目を輝かせながら
「とても心に響きました」「どうやったらミレイ先生みたいになれますか」と
おしゃべりに来てくれて、本もたくさんお買い上げいただき、ありがたかったです~♡
やっぱりリアルの研修は楽しいなぁ!!
写真はいつもセミナーに参加してくれるレッスンメンバーのまーちゃんが
私をイメージしてプレゼントしてくれたものです。
ダウン症の書家 金澤翔子さんの個展で購入してきてくれたそうです。
まーちゃん、いつもありがとう♡
自分軸はどうやったら見つかるの!?
私たちは生まれながらに持っている好き嫌い、感じ方の違いがあります。
ゲシュタルト療法では、「気づき」を大切にしますが、
自分の感情や体の感覚などに気づくことができれば、
つまり、生まれながらに持っている好き嫌いや、体の感覚に気づくことができれば、
自分のニーズや欲求を満たすことができます。
満たされたニーズや欲求は完了し、意識されなくなり、
次の欲求が意識にのぼってきます。
そしてまた次の欲求に気づいて満たしていく…となります。
このような気づきのサイクルを繰り返して私たちは生きています。
ですから、自分の中の小さなことに気づくことができれば
自分が心地よいと感じる人生を生きられるようになります。
つまり自分軸で生きることができるようになる、ということです。
一方で、自分の好き嫌いや、感じていることに気づくことができなければ、
当然、当然、それらを満たすことができませんので未完了になり、
どんどん自分軸から離れた人生になります。
人は思考を使って自分を守る
ただし、「今ここ」で欲求を満たすことができなかったり、危険な場合、
人間は思考や想像を働かせることで、欲求を潜在意識に抑圧し、自分を守ろうとします。
たとえば、子どものころ、悲しいことがあったので泣いたときに
親から「泣くんじゃない!」「泣いちゃダメだ!」と怒られたとします。
親から怒られると子どもは「親から受け入れられていない」と感じます。
親から受け入れられない、親に愛されないことは子どもにとっては死活問題です。
子どもの潜在意識に「命の危機」として刻み込まれます。
その結果、「たとえ泣きたい時でも泣いたら怒られる」と考えて、
泣きたい時でも欲求を抑えてガマンするようになります。
極めつけには、思考で考えて「泣かない子は強い子だ」「泣いたら負けだ」のように
自分をも懸命に納得させて欲求を抑え込みます。
思考は欲求を抑えるために発達した
このように、私たちは思考を使って自分を守るのです。
言い換えると、「思考は欲求を抑えるために発達した」とも言えます。
きゃ~、怖い~
ですから、頭でどんなに考えても絶対に自分軸は見つからないんです。
だって思考はいつも本当のニーズを抑えるように、ブレーキを掛ける方向に働きますから。
感じる主体としての自分を取り戻す
考えていても自分軸が見つからないのなら、どうすればいいのでしょうか?
自分が感じていること、気持ちや感情、体の感覚、シンプルな好き嫌いに気づいていくことが
自分軸を見つけるためのとっかかりになります。
感じる主体としての自分を取り戻すのです。
言葉で書いてみると簡単そうに思えるかもしれませんが、これがなかなか難しいのです。
今日のセミナーでも皆さん口を揃えて「自分が感じていることが分からない…」と仰っていました。
自分軸を見つけること、私の言葉で言うと自己受容することはそうそう簡単ではなく、時間も掛かるんですよね。
ですから、自分軸を見つけたい、自分とつながりたい、
感じる主体としての自分を取り戻したいと願う方のためのオープンスクールを開催することにしました。
各回内容は同じですので、タイミングのよい時にご一緒しませんか^_^