会話と対話

オープンダイアローグについて学びました

タイムラグがありすぎる投稿ですが(汗、

9月25日に「オープンダイアローグ」をテーマに、月例勉強会『自分を生きるレッスン』を行いました。

 

オープンダイアローグはフィンランド発の、急性期の統合失調症の薬物療法に頼らない新しい治療法です。

ビジネスの現場でも家庭でも、「ダイアローグ」「対話」が注目されて久しいです。

精神科領域の治療法としてだけでなく、会社、組織、家族等あらゆる場面においても

関係構築や健やかな関係づくりに役立つと考えてテーマに選びました。

オンラインセミナー

『働く人の自閉スペクトラム特性を理解・支援する』

◆第1回 2025年1月26日(日) 10時~12時
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会話と対話

「対話」と近い概念に「会話」があります。

 

「会話」とは、自分の外側の状況や表面的なこと、当たり障りのない、自分のことではないことを話すことです。

「対話」とは、自分が考えていること、感じていること、身体の感覚など、自分のことを話すことです。

 

どんなにコミュニケーションを取っているつもりでも

「会話」だけにとどまっていては本当の意味で他者とつながることはできなくて、

お互いに自分のことを話す「対話」を重ねることで

他者とつながり、信頼関係を育んでいくことができる、と教わりましたし、

これまで研修などでも伝えてきました。

 

夫と対話がしたい!

私は長らく、夫と深いパートナーシップを築きたい、

表面的な会話ではなく、対話をしたいと思ってきました。

だから、夫が感じていること、考えていることではなくて

新聞やテレビから得る情報のこととか

要素技術(夫は超理系な人なので、技術的なこととかIT系の話をよくします)なんかの話をすることが、

私には全然興味が持てなくて、関係を育んでいくためには価値がない話だと決めつけていました。

「そんな自分とは関係のない話をするんじゃなくて、自分たちの話がしたい!」

「私は会話じゃなくて、対話がしたいんだ!」

と表面的には聴いてるふりをしながら心の中ではイライラしていました。

 

会話の目的も「つながること」

でもね、先日の勉強会でも話題になったのですが、

「会話」をする目的はなんだろうって考えたときに、

人間の究極目標は「所属」なワケですよ。

私たちは所属、つながりを求めてあらゆる言動を選択しています。

だから、「会話」も根っこの部分では他者とつながりたい、という欲求から行われているワケです。

だから「対話」の方が「会話」よりもレベルが高くて

「会話」には価値がないなんてことはないんだよね。

みんな安全安心を感じたくて、人とつながりたくて生きてるんだよね。

 

会話も大切

それなのに私はなまじ色々と学んで対話の奥深さを知り、

対話を通して自分と、人とつながる素晴らしさを知ってしまったので、

「会話」ではダメで「対話」の方が価値が高い!ってめっちゃジャッジしていたんですよね。

 

夫だっていつも私から「あなたはどう感じるの?」

「情報とか技術の話なんかよりもあなたの考えを聞かせて」って言われ続けてたら

家でリラックスできないよね…。

私、重いオンナだったよね…。

 

で、夫が話すことは表面的でしょうもないことで

要素技術の話なんかされても私には理解できないしなぁ

そんな会話じゃなくて私は対話がしたいんだけど、

なんて心の中で思いながら表面的には聴いてるふりをしてホントは全然聴いていないもんだから

夫が話していることをほとんど覚えていないワケですよ。

どっちが表面的なんだって話ですよね。

 

すると、しばらく経ってから夫から「ミレイはオレが話したことを全然覚えていない」

「オレの話を全然聴いていない」って言われるワケですよ。

ちゃんと聴いてないなから、ホントに覚えていないんです…。

 

しかも、ホントに申し訳ないのですが、

夫は自分が話したことを覚えているだけでなく、

私が話したこともしっかり覚えていてくれて、

「ミレイ、これが欲しいって言ってたよね」とか言って

時間が経ってからプレゼントしてくれたりするワケですよ。

 

それなのに、私は会話じゃなくて対話がしたい!とイライラしていたなんて…。

私と夫のどちらが相手を大切に想っていて、

しっかりとパートナーシップを築きたいとホントに想っているか、いわずもがなですよね…。

 

いや~、心のことちょっと学んでいるからって、私、ひどかったなぁ。

今までゴメンよ、夫くん…。

 

夫は私とつながりたい、と想って一生懸命に会話をしてくれているのに、

「それじゃあダメだ」と否定していたら、

家庭が安全安心の場になんてならないよね。

 

 

自分を受容しただけ、他者を受容できる

特に今年に入ってから、いや、もっと最近だな、

この数ヶ月かな、いつの間にか私の自己受容がものすごく進んだな、と感じています。(←この話もそのうち書きます)

そうすると、私が自分を受容した分、「夫は夫のままでいい」って自然に感じられるようになったんだよね。

相変わらず夫は私にはちんぷんかんぷんな超理系の話をすることも多いのですが笑、

(私は医学部ですが、なんちゃって理系で本質的にはとても文系な人なので)

話している様子が嬉しそうだし、

自分が話したいことを私に話したいと思ってくれるその気持ちが嬉しくて、

前は「そんな表面的な話をしても意味がない!」なんてイライラしていたとは思えないぐらいに、

夫の話を幸せな気持ちで聴けるようになりました。

すると、夫も幸せそうで、家庭が安全安心の場になったのか、

とてもリラックスして寛いでいるのが伝わってきます。

 

いや~、会話とか対話とかどうでもいいわ!

今までゴメンよ、夫くん…。←2回目

 

−−

 

先日の月例勉強会は私の中でもたくさんの気づきがあった時間でした♡

参加してくれた皆さん、ありがとうございました^_^

 

 

私がこれだけ自己受容できるようになったのは、4年前にこころの学びの師匠である岡部明美さん(あけみちゃん)のワークショップに参加したことが大きなきっかけです。

今回、あけみちゃんとコラボワークショップを開催することになりましたので、

自分や人とつながって、風の時代を軽やかに生きていきたいという方、ぜひご一緒しましょう♡

11月5日〜7日、神奈川県・湯河原「ご縁の杜」での岡部明美さん(あけみちゃん)とのコラボWS情報。

詳細はこちら。

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岡部明美 アナテース公式サイト|ワークショップ (okabeakemi.com)

あけみちゃんとのライブトークはこちら。

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