母親が心配性だと子どもは将来、○○になるかも…

子どもを心配するのではなく信頼しよう

最近はだいたい週3回ペースで研修・講座・講演をさせていただいておりますが、

今月は神奈川県の某中学校と千葉県の某高校で講演をさせていただきました。

テーマは「我が子への勇気づけコミュニケーション」。

 

講演では子どもを心配するのではなく信頼しよう、ということをお伝えしています。

アドラー心理学の子育て講師はよく

しん「ぱ」い(心配)からしん「ら」い(信頼)へ

「ぱ」から「ら」に、一文字変えよう、なんて表現をします。

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信頼と信用

本にも何度も書いていますが、

「信頼」と似た言葉の「信用」は似て非なるものです。

●信用(Credit)

信用という言葉は金融関係でよく使われます。

信用金庫、信用手形、信用取引などなど…。

担保があればお金貸しますよ、という感じで、前提や根拠、実績を基に相手を信じるのが「信用」です。

一方、信頼の英語はTrustです。

前提や根拠、実績がなくても、相手(子ども)の未来を含めて子どもを底抜けに信じるのが「信頼」です。

信用とは信じ方の重みが違います。

 

相談すると周りに心配を掛ける!?

子どもを信頼することについて、

PTA向けの講演会でお話ししているのは、私が産業医として企業の現場で経験していることです。

うつ病や適応障害など、診断書の病名は様々ですが、

メンタル不調に至ってしまった方の話を聞くと、

キャパオーバーになっても、分からないことがあっても、体調が悪くても、

周りの人や上司に弱音を吐いたり、相談したりしなかったことで

ひとりで仕事を抱え込みすぎてダウンしてしまった…ということはよくあります。

 

どうして誰にも相談しなかったのか?というと、

「相談すると周りに心配を掛ける」「相談すると周りに迷惑を掛ける」と

かなりの頻度でおっしゃいます。

 

で、普通の(!)産業医は聞かないかもしれませんが、私はカウンセラーでもありますので、

「心配を掛ける、と言うと誰が思い浮かびますか?」なんて質問してみます。

すると、こちらもかなりの頻度で「母ですね」という答えが返ってきます。

 

心配を掛けないように相談しなくなる

子どもの頃から、母が心配性だった。

自分が何か話すと、やたらと大げさに受け止めて、自分が困っている以上に心配するので、「心配を掛けないために」母には相談するのをやめた。

そうこうしているうちに、困ったことや悩みがあっても、誰かに相談して力を借りるということが思いつかなくなってしまった。

社会に出て、仕事でキャパオーバーになっても、分からないことがあっても、体調が悪くても、

周りの人や上司に弱音を吐いたり、相談したりしなかったことで

ひとりで仕事を抱え込みすぎてダウンしてしまった…。

∞ ∞ ∞

産業医としてメンタル不調の社員さんの話を聞いていると、

かなりの頻度でこのような構造の話を聞きます。

あくまでも現場の肌感覚ですが、

「母親が心配性だと子どもは将来、メンタル不調になるかも…」と感じます。

心配や不安で家族をコントロールしない

何かに対して、誰かに対して心配するのは自分の課題です。

先日のPTA講演会の感想では、

自分の心配や不安で家族をコントロールしていたことに気づきました。

そして、それは心配性だった私の母がやっていたことと同じでした。」

というものがありました。

 

人を信じられるようになると人も信じられるようになる

 

「しんぱい」ではなく「しんらい」を。

 

そして、人を信頼する前提としては、自分を信頼することです。

自分を信じられないのに人を信じようとすると、

場合によっては詐欺に遭います。

 

自分を信じられるように、自己信頼できるようになりたい、という方、

ぜひ11月に湯河原でお会いしましょう。

11月5日〜7日、神奈川県・湯河原「ご縁の杜」

http://okabeakemi.com/workshop/#work37

自分を信じられるようになると、人生で迷うことが減り、
とても軽やかに生きていけるようになるだけでなく、
人のことも信じられるようになり、
世界はとても安全なところだと感じられるようになります。

 

あけみちゃんとのライブトークはこちら。

↓ ↓ ↓

 

 

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