カウンセリングでわかる、「父親の存在が薄かった」ということの影響

こんにちは。

アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする

“はたらく人の自己受容のためのサポーター” 上谷実礼です。

カウンセリングでは、キーパーソンが実はお父さんだったことも多い

カウンセリングのテーマが親子関係ということは多いです。

どちらかというと母親からの呪縛が前面に出がちなのですが、

実はその背後には父親への怒りが存在しているケースはよくあります。

父親は仕事人間だったり単身赴任をしていたりして家庭では影が薄い存在で、

あまり遊んでもらったり、ゆっくり話をした記憶がないので、

セッションで振り返ってみても父親のことはほとんど思い出さないというクライアントさんは珍しくありません。

けれども、父親の存在が薄かったから影響を受けていないのではなくて、

「父親の存在が薄かった」ということの影響は実は大きいんだよね。

お父さんは家族のために一生懸命働いてくれているんだから、と

子どもなりに自分を納得させようとしていても本当はこんな気持ちがあったんだよね。

ホントはお父さんともっと遊びたかったなぁ

お父さんとゆっくりおしゃべりしたかったなぁ

お膝に載せて欲しかったなぁ

お父さんがあまりうちにいなくて寂しかったなぁ

−−

お父さんがもっと関わってくれたらお母さんからの影響を受けすぎずに済んだのに!

もっとお母さんからかばって欲しかったのに!

もっと家庭で頼りになるお父さんだったらよかったのに!

もっとお父さんの考えや気持ちを聞かせて欲しかったのに!

いつもいつも家族よりも仕事を優先してばっかり!

お母さんに寂しい想いをさせてお父さんヒドい!

いつも家族を後回しにしないでよ!

何かあると仕事仕事って、ホントは家族に向き合うのがイヤで仕事に逃げているだけなんじゃないの!?

世間体ばっかりじゃなくて私を見てよ!

私の気持ちを分かって欲しい!

もっとお父さんといっぱい過ごしたかったよ!

私自身もそうでした。

小学校3年で両親が別居してから父とはずっと会えなかったので、

私の人生に大きな影響を与えているのは母だと思っていました。

でも、ホントは父に会えないことの寂しさや

どうして必要な時に近くにいてくれないの!?という怒りがたくさんありました。

幸いなことに父は養育費や学費はしっかり送ってくれていたので、

父のおかげで教育を受けることができた、と

「父には感謝しなければいけない」と自分に言い聞かせてきましたが、

心の奥底には「お金を送ればいいってもんじゃないでしょ!?」

「なんでもお金で解決しようとしないでよ!」という怒りがめちゃくちゃあったんだよね。

親に対して怒ってはいけないという思い込みがあったんだろうね。

全力で自分の怒りを抑圧していたので

「親に対してこんなに怒ってたんだ!」という

自分の怒りは認めがたかったです。

誰かがいないから、誰かの関わりが少ないからその人の影響がないということはないんです。

「その人の影が薄い」ということの影響は計り知れないんです。

なんだか今日はそんなことを書きたい気分になりました。

 

 

 

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