3月4日(土)5日(日)に『プロセラピスト向け 夢のワーク完全理解セミナー』を開催しました☆
ファシリテーターは、師匠であるゲシュタルト療法のスペシャリスト 百武正嗣氏(ももちゃん)。
ももちゃんが今回のように夢のワークに特化したワークショップをプロ向けに開催するのは初めての試みだそうです♪
眠っている間に見る夢にはどんな意味があって、
どんなメッセージが送られてきているのでしょうか?
夢は無意識の世界からのメッセージなのでしょうか?
夢は人生をより深く知っていくための指針になるのでしょうか?
眠っている間に見る夢を神からのメッセージと捉えたり、夢を見ることで病が治ると考えたりする文化は古くからありました。
近代においては、フロイトが夢に治療的な意味を見いだし科学的なアプローチを試みました。
フロイトは夢分析という形で夢という現象を理論的に体系化し、心理療法のひとつの手段として確立しました。
フロイトは夢には無意識的な願望が現れており、夢を分析し、無意識の願望を意識化することで神経症の治癒につながると考えました。
フロイトと交流のあったユングは、夢の超越的な側面を重視しました。
ユングは夢を自我よりも高次的なものとして捉え、それゆえに夢は自我に変化を引き起こす治療的意義を持っていると考えました。
その他には「火事の夢には○○」「空から落ちる夢は□□」のように夢を定型的なパターンで捉える夢占いのようなアプローチも一般的には人気があります。
このように、心理学や心理療法の世界では夢をどのように解釈するか流派によって種々様々です。
今回のセミナーはゲシュタルト療法の立場から夢にアプローチする「夢のワーク」のメソッドを中心に理論と実践で学びました。
ゲシュタルト療法では夢を「自分自身を表現している」「人生を表現している」「自分のエネルギーを象徴している」と考えます。
「こういう夢には△△の意味がある」というように決めつけて解釈したり、無意識領域からおどろおどろしいものが登場したりするようなオカルトチックな怖いことが起こったりはしません。
実は私自身も「夢のワークはよく分からない」「夢のワークってどうやってやるんだろう?」「夢のワークのアプローチって難しい」と感じていました。
ビックリしたのですが、ももちゃんですら若かりし頃は夢のワークが苦手だったそうです!
それもそのはず、一般的にあまり知られていませんが、夢のワークにはゲシュタルト療法のエッセンスがすべて含まれており、夢のワークが理解できたらゲシュタルト療法のファシリテーターが何をやっているかが分かる、というぐらい奥が深いものだからです。
夢のワークをすることで未完了の問題が解決するだけでなく、精神的な成長の方向が分かり、自分自身や人生を理解することにつながるということが、参加者の皆さんのワークを見ていてよく伝わってきました。
写真に写っていない方も含めて参加者は11名。
今回はプロ向けということで、普段はワークの解説をしないももちゃんが自分のファシリテーションを説明してくれました!
「どうしてあのタイミングであの質問をしたのか?」
「どうしてあそこであんな声掛けをしたのか?」
「最初のワークと次のワークのアプローチが違ったのはなぜなのか?」
など、実際に行ったワークを題材に、どのような視点でファシリテーションを進めたのか、何を考えながらファシリテーションしていたのかなどを丁寧に解説してくれるだけでなく、たくさんの質問にも答えてくれました♡
そして、私もアシスタントセラピストとして1日目にファシリテーターをさせていただき、またまた自分についての気づきが深まりました。ありがたいことです♡
参加者の皆さんからもかなり評判がよかったので、ももちゃんと「また夢のワークをやりたいね」と話しています。
メルマガでお知らせしますので、今回参加されなかった方もお楽しみに!!