【ご感想】『職場の心理的安全性とポリヴェーガル理論』2023年8月6日(日)

ご参加いただいた方から、掲載許可を得たアンケートをご紹介します。

対談の中で「一番印象に残っていること」「目からウロコだったこと」「新しい気づき」は何ですか?

安心と信頼とバウンダリーの話が印象に残っています。自分にとっての安心と、相手への信頼、そして自分への信頼。そのどれもを大事にしながら、本当の意味での社会や組織の多様性を担保していくために自分はどんなあり方をしていったらいいだろうかと考えさせられました。
信頼とはいつでも裏切れる状態だけど裏切らないだろうと信じること、確かこんな言葉だったと思いますが、安心は自分の延長にあり、信頼は違いや敵対する可能性があるという定義。
経済成長軸で語られるビジネス界の心理的安全性が何とも言えずモヤモヤするものがありましたが、命の生産性の観点からポリヴェガール理論を解説された津田先生のお話は秀逸でした。そうやって社会を見ると社会の中の自律神経系が見えてくるようでした。津田先生の腹側の在り方で語られる言葉が社会全体を優しく包み込むようで、津田先生の考え方が世の中に広まるといいと思いました。良い企画をありがとうございました。
富の生産こそ第一優先の社会に自分がいかにならされていたかゾッとした。
他人の腹側を鍛えるには、まずは自分の腹側をどう育てるか。
印象に残っているには、最後の30分のお話です(腹側を使う3つの組み合わせの話です)
【腹側の育て方】①周りの安心できる人とつながる②動植物とつながる③時間軸も必要④ホッとできる時間、いきいきできる時間の感覚を広げていくこと
心理的安全性の7項目、分かりやすく丁寧に教えて頂きました。うなずくことばかりで、モヤモヤ思っていたことが1つ1つ文字化され整理されました。
5段階の整理とそれをマズローと重ね合わせたのと2つです。
マズローの欲求5段階と津田先生の5段階の補足。
何となく分かったつもりになっていた「心理的安全性」の評価7項目、特質、沿革などが分かり、理解がとても深まりました。
働くことの目的が貨幣価値にだけ換算される現状への疑問、日本の教育や組織は安心して違いやリスクを許容しあう場作りを前提としていない話題は、とても腑に落ちました。
★コミュニケーション力と安全感とは関連がある ←まさに自分が休職前に体験したこと。思っていることを口に出すことができなくなった。
★腹側のブレンド、という概念の理解が深まった 背側または交感神経優位の状態に、小さな風穴をあけることが初めの一歩。人との繋がり、だけでなく、自分にとっての安心につながる動物や自然でもいいということ。
★身体・生命の(再)生産なしには、富の生産はなし得ない
★安心と信頼の違い。(エドモンドソンの)心理的安全性はもっと高い次元のもの。 ;ミスを許されない現場だからこそ、ミスを共有できる風土であることが重要。 →個人の問題に帰結せず、全体のテーマとして捉えられるか?ということと解釈。
医療現場でもかなり前から「インシデントは個人の吊し上げではないので共有しよう」「明日は我が身、どんなインシデントが発生しやすい環境なのかを知り、改善策を講じることが重要」というようなことがいわれている。現実的にはインシデントの報告が出るたびに(個人攻撃は少なくなっているが)現場の不安が強くなり、ルールやチェック機構が厳しくなっていくというような流れもありそう。また、本当に個人の問題意識が低いと言いたくなるようなインシデントも実際にはある。本来の心理的安全性を実現するには、リーダーを筆頭に全体の意識の成長が必要と感じる。
たくさんありますが、安心と信頼の概念の違いと、エドモンドソンさんの心理的安全性の話(知らなかったので)。
生産性の話(体の再生産が何よりも重視すべきもの)
身体の再生産と富の生産、目的手段の逆転現象が起こっている。 思春期の子育ては、安心としての安全→信頼としての安全!
「ミスがオープンで共有化されること。何か危ないのではないかと遠慮なく言える事」日頃職場で感じ口にしていたことに力をもらえた感じです。

対談での気づきや学びを実際にこれからどのように活かしていきますか?

「人との違い」を受け入れられる場や環境を私はつくっていきたい、という思いが湧いてきました。まずは自分の周りをそういう場にしていく、そしてそれを体験できる場を提供していく。自分にできることをやっていきたいです。
幸い安心安全な環境にいるので、違いを感じてそれを面白がってもらえるよう自分を開いて行こうと思います。
心理的安全性奥深さを感じました。気づいた人から変わっていく、自分自身が心理的安全性を感じながら生活していきたいと思いました。
身体の生産こそ、何よりも大事なこと。それを肝に銘じて生きたい。最近の自分の忙しさと疲労をリセットする夏にする。
毎日の生活の中でホッとできる瞬間、活き活き感じる時間の大切さを伝えていきたい
津田先生の本(誘いの方です)が半分までしか読めていないので、まずは1冊読みます。
私は安全感の閾値が低いなぁと感じることが多いのですが、上記の中で、できているところはその感覚をしっかり味わいながら、「私もできていることあるなぁ」としっかり意識していきます。
そして、できていないところは、やっていこうと意識していきます。
このように学べば学ぶほど、心理的安全性の良さがわかるほど、当社には無理だろうと、そのギャップに空しさを感じます。(現状今でも充分仕事が回り、利益もでている。またそれを考える余裕がない、病んじゃう人もいるけど、一定数いてやむなしな感じ。) でも個人的にはまだ諦めてるわけでなく、何かしらの形で、今までの学びをアウトプットしていきたいと考えています。
支援する際に段階を意識することで少し地図をいただいた感じがします
まずは、学級経営に生かします。
「心理的安全性」はカウンセリングやコーチングの個別セッション、家族間のコミュニケーションでも応用できる考え方と思っております。
そのため、職場以外で、まずはカウンセリングやコーチングの個別セッション、家族間のコミュニケーションで活用して行きます。
貨幣価値に重きをおいた成果を出さないと、発言権や信用が得られないのが世間だと思い、それを前提にした働き方の選択をすべきか迷っていた。その価値観以外の生き方をするには、個人事業主になるしかないのだろうか?でも、そうすると、社会保険が適用されず、リスク管理が弱くなる、、、みたいな点について、自分なりの落とし所を見つけていくつもりだ。
★腹側の強化
現在、(退職前提の)休職、アルバイト勤務の状態で、今後週3回までは勤務を増やしていく予定だが、週5日の常勤勤務に戻すことは難しいと考えている(それまでも週4常勤の状態が長かったが、ほぼ毎日業務のことを考えていた)。働けないことへの罪悪感をなくすことは難しいが、いったん背側に入ってしまった以上、自分自身の安全性を確保しながら徐々に回復していきたいと考えている。他の人から遊んでいるようにしか見えないかもしれない今の時間も、自分にとって”腹側の強化”という意図をもって過ごし、自分自身を見守っていきたいと思う。
ポリヴェーガル理論を企業に導入するにはどうしたら良いのだろうと思っていました。そういう視点からの対談を聞くことができて感動です。先生方の苦労やコメント、参加されている皆さんのコメントも参考になりました。津田先生のお話の深さがただただ感動でいつまででも聞いていたい、終わるのが悲しい、そういう貴重な時間でした。本当にありがとうございます。
会社にいると、どうしても利益追求が当たり前のように言われていて、そこに違和感を感じていたけれど、あぁ、やっぱりそこじゃない貨幣価値を一番重要なものというのは違うよなぁというのが、勇気をもらった気がします。今の仕事が安全にかかわる仕事なのでいつももやもやしていたけど、すっきりしました。ありがとうございます。
企業では、生産性向上が重視されていますが、生産性向上の前に、身体の再生産だと改めて気づかされました。 面談やカウンセリングで企業のリーダーやメンバーと話す際、腹側を感じてもらえる関わりをしていきます。そのためにも、私自身の腹側を育んでいきます!
建設業職場における「ヒヤリ・ハット」はミスがオープンで共有化されるということにつながっていくので心理的安全性の7つの項目と共に大切さを伝えたい。

津田先生&上谷実礼へのメッセージなど、ご自由に!

津田先生のお話を聞いていると、心がじんわり熱くなって、心が喜んでいるのを感じました。みれいちゃんが「学びながら涙がでてくる!」と言っていたことと通じるのかも。身体の生存に大切なことを話してくれている、それを身体が感じ取っているのかもしれないですね。
漠然と感じていた身体と心の繋がり、最近よく聞くポリヴェーガル理論の大枠をなぞれたように思います。
ありがとうございました。
いつも素晴らしいお話をありがとうございます。津田先生の人や社会を見る眼差しが理論を現実に落とし込んでくださるように思います。おふたりの知識と経験談がお聞きできてよかったです。またおふたりの対談を期待しています。
津田先生、良い意味で久しぶりにショックを与えられた時間でした。ありがとうございました。ミレイさん、自然体のファシリテーションのおかげで心地よくあの場にいることができました。ありがとうございました。
今回の対談、とても楽しく聞かせていただきました。10月のWS,1日だけですが参加したいと思っています
貴重な学びの機会を作っていただき、ありがとうございました。
真人さん、みれいちゃん、今回もありがとうございました。お二人のお話伺えて本当によかったです!!!

組織の中での上司と部下の心理的安全性のお話は、今の仕事(教育委員会所属の学校福祉専門員として、名古屋市立小学校を4校担当)でかかわる小学校それぞれの雰囲気は、校長先生のbeingでかなり違っていることを振り返りながら伺っていました。
私の直接の仕事は、支援の必要な子ども達を見つけて支援につなぐということですが、子ども達を支援につなぐためにも、やはり激務の先生方が少しでも心理的安全性を感じられるよう働きかけていきたい気持ちを強くしました。

私自身、自分の風穴を少しずつ広げながら(自分の失敗に「いいんだよ」の気持ちを持ちながら!!)、公私ともに心理的安全感を伝播していきたいと思います。
今年の10月も東銀座でお会いできることを楽しみにしています!
よろしくお願いいたします。
あっという間の時間でした。お二人のテンポの良い話、内容も分かりやすく、もっと学びたいと思いました~。お二人の対談の本を出版して頂きたいです~❣️ ありがとうございました
あっという間の3時間でした。本当にありがとうございました!
お二人の先生方のトークがとても和やかで、かつ専門的示唆に富み、とても学びやすく、背中を押して頂けました。大変ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
一言で言うと「参加して良かった」です!
上記記載内容に加え、最後にみれいちゃんが質問してくれた「腹側迷走神経の育て方」の内容も、とって役に立ちそうます。
日常でのホッとする時間を増やして行きます。
経済価値よりの講座かなと思っていましたが、全く違った視点が持てました、 受講して良かったです! ありがとうございます。
レクチャー・質疑応答全てが、過去から現在に至る自分の悩みや置かれた状況を説明してくれているような気がして、上記のアンケートには書ききれません(笑)。
「富の生産」以上に「身体・生命の再生産」に価値がある(もはや前提?)という考え方にとても共感します。しかし現実社会において、その重要性を強調するには周囲の価値観とのギャップがとても大きいことを感じます。また、「自分が一番大切」「自己実現」というような言葉や、心理的安全性そのものの解釈についても、層の違いというか、本当に同じ言葉なのかというようなギャップがあると思います。”身体を維持するため”は一方で”できるだけ楽したい”という考えで悪用?する人もあるかもしれませんし…。
そんな現実がありながら、本当に重要なことから目を離さずにいらっしゃるお二人に、敬意を表します。励まされたような気がしております。ありがとうございました!
本当にありがとうございます。今日先生方がお話しされたことは、フワッとしかまだわかってないかもしれません。いつかしっかり根本からわかるようになりたいです。本当にありがとうございます。また次回、職場からのポリヴェーガルを楽しみにしています!
当日、都合がつかないので、申し込みを躊躇していましたが、アーカイブもあるということで申し込みました。やっぱり、申し込んで大正解でした。まず、ノートを取らずにただお二人の話を聴こうと思ってノートを広げずに聞いていたら、なぜかわからないけど、涙が出ました。おふたりの命への信頼に対してでしょうか?
時代背景と、ストレスからトラウマの時代への移行の話も興味深かったです。地球環境の話もリンクしていて、とても面白くお話伺いました。
最初にポリヴェーガルのお話を聴いたときに、「(解剖学の部分の知識がないので)なんだか難しい・・・でも、よくわからないけど、おもしろい!!と思ってから、何度かお話を伺う機会がありましたが、毎回、「やっぱりおもしろい!」となります。今回も面白かったです!
お二人ともリラックスした対談で、まさに私も腹側の状態で受講することができました!
ビジネスにおいては、子育てにおいても、ためになるお話満載でした。ありがとうございました。
わかりやすく、楽しく、温かく、参加者皆が職場や環境について何とかしたいと思っている気持ちを受け止め応答してくださっていたのがとても居心地が良かったです。