先日、北海道白老で開催された3泊4日のゲシュタルト療法のワークショップに参加してきました。この合宿型ワークショップは、以前から参加を願っていたものの、家庭や仕事の事情、そして2021年には台風のためフライトが欠航となり機会を逃していました。今年、ようやく時間を確保することができ、3泊4日の濃密な学びの時間を過ごすことができました。
白老という特別な場所
「日本のエサレン」とも呼ばれる白老。この土地は、かつてアイヌの人々が住んでいた場所ということもあり、大地から力強いエネルギーを感じました。
今回のプログラムは、ももちゃん(百武正嗣氏)、ヒロ(野妻裕美氏)、フェルデンクライスのゆみさん(小野寺由美子氏)、カナダから来日のショーン(Sean Frey氏)の4人の豪華な講師陣によるシャーマニズムのワークやフェルデンクライス、ゲシュタルト療法のワーク、そして屋外でのナイトワークと非常に多彩な内容でした。
様々なプログラムの展開により、五感を研ぎ澄ませて自分とつながる時間を過ごすことができました。特に印象的だったのは、私の「パワーアニマル」である白いフクロウとの出会いでした。これは、私自身の内なる変化を象徴する経験だったように感じます。
変容を感じる時間
今年の春頃から、私自身に大きな変化を感じていましたが、このワークショップを通じてその変化を深く実感することができました。ももちゃんからは「表情が変わったね。前と全然違うね。前は、私はスターよ!という感じのキラキラした感じだったけど、今は静かな存在感があるね」とフィードバックをいただき、その言葉を聞いて自分が変わりつつあることを再認識しました。
ワークでももちゃんの前に座ったら涙が止まらなくなる場面がありました。ももちゃんから「安心すると涙が出るんだよ」と言ってもらい、今年の春ぐらいから世界に寛いで安心していられる時間が増えていることを思い出し、「これが自分に出会うということなんだな」「これが自己受容ってことなんだろうな」と深く実感した瞬間でした。
心身のリフレッシュ
普段、忙しい日常生活では体に痛みを感じることも多いですが、この4日間は驚くほど痛みを感じることがなく、心身共にリフレッシュすることができました。このような体験は、対人支援職やリーダー職においても非常に重要な学びだと感じます。自己理解や自己受容が進み、自分に出会えたら人とも本当に出会える。そうすると他者との関係性にもポジティブな影響が出る。そのような体験でした。
おわりに
今回の白老でのワークショップは、私にとって自分の変化を体感することができ、大きな意味を持つ4日間となりました。ただ、心残りがひとつ。鹿に会うことができなかったので、来年も再びこの地を訪れ、鹿さんとの出会いを果たしたいです。