【開催報告】LMTレッスン|お花とゲシュタルト ~お花を通して、自分と出会う~

6月27日に「LMTレッスン|お花とゲシュタルト」を開催しました。

当日は、ダブル台風🌀🌀の進路を気にしながら迎えた朝でした。

「無事に開催できるだろうか。」

少し落ち着かない気持ちもありましたが、

朝方にはひとつの台風が過ぎ、

雨も上がってきました。

もうひとつの台風も心配したほどの影響はなく、

予定どおり皆さんをお迎えすることができました。

毎日の仕事や家事、

やるべきことに追われていると、

「今、自分が何を感じているのか」

に意識を向ける時間は意外と少ないものです。

今回のレッスンは、

お花を媒介に「今・ここ」の自分と出会う

体験型ワークショップでした。

花を上手に生けることが目的ではありません。

正解も、不正解もありません。

お花と向き合う時間を通して、

自分自身の感覚や感情に気づいていくことを大切にしました。

参加者の皆さんとの作品を囲んで

一本のお花と出会う

レッスンはチェックインから始まりました。

日常では、自分のペースで過ごしたり話したりする時間がなかなか取れないので参加しました

という声もあり、

忙しい日々の中で

自分自身と向き合う時間の大切さを、

改めて感じました。

講師を務めてくれた渡邉香織さん(かおりちゃん)は、

心理療法と生け花の両方に深い知見をお持ちです。

とはいえ、今回のミニレクチャーで大切にしたのは、

理論を学ぶことでも、

正しい生け方を知ることでもありませんでした。

かおりちゃんが伝えてくれたのは、

とてもシンプルなことでした。

初めてこの花と会ったという新鮮な気持ちで。

正解も不正解もない。動物的感覚を感じてみてください。

この言葉から、

お花を生けるワークが始まりました。

1本の花と出会う

まずは、1本のお花を選ぶところから。

今この瞬間に、この花と出会う。

選んだ花とじっくり向き合う。

その花に名前をつける。

「この花は私に何と語りかけているだろう」と耳を澄ませる。

こうした時間を十分にとった後、

一つのオアシスに、

参加者それぞれが選んだ花を挿していきました。

選んだ1本を生けた作品

花を通して、自分の内側へ

その後は、それぞれが思い思いに花を生けていきました。

途中で「こうした方がいい」というアドバイスはありません。

自分の感覚を感じながら、

自分と花と対話していきます。

生け方にも、

時間にも

決まりはありません。

一人ひとりが、

自分の感覚に従って

花と向き合います。

オアシスに挿すだけでなく、

そっと花を置いてみる人。

一度生けた花を眺めているうちに、

「やっぱりここではない」と感じて生け直す人。

「もう十分」と感じて手を止め、

他の人が生ける様子を静かに見守る人。

そのどれもが、

その人らしい表現でした。

シェアタイムでは、それぞれ違うプロセスを歩んでいたことが語られました。

私は花を切りたくなくて、そのまま生けました。

私は一つの花を切ると、何か所にも生けられるので、たくさん楽しめました。

隙間が気になるから、つい埋めたくなりました。

自分がここに生けたいというよりも、全体のバランスを見ながら生けていました。

私は自分が生けたいと思ったところに生けました。

どの選択も、その人らしい表現です。

参加者のお一人は、この体験をこんなふうに表現してくださいました。

感じるままにお花を選ぶ、お花を見て自分の内側で起こることを見る、感じるままにお花を挿す。
それぞれの行為を通して、自然に生きるということを感じられました。心地よい体験でした。

選ぶ
生ける
鑑賞する

みんなで一つの作品をつくる

今回のレッスンでは、

参加者全員で一つのオアシスに花を生けていき、

一つの作品をつくりました。

それぞれが選んだ花を持ち寄り、

自分の感覚を頼りに、

そっとオアシスへ挿していきます。

誰かが生けた花に呼応するように、

次の人の花が加わっていきます。

花と花が、

人と人が、

言葉にならないところで

少しずつ関係し合っていくような時間でした。

完成した作品を囲んでいると、

色も形も向きも違う花たちが、

それぞれのままで一つの世界をつくっていることに気づきました。

高く伸びる花もあれば、

低く寄り添う花もある。

真っ直ぐ前を向く花もあれば、

横に枝を広げる花もある。

大きく開いた花、

開き始めの花、

固く閉じたつぼみ。

白、黄色、赤、紫、青、緑…。

そのどれもが欠けることなく、

一つの作品をつくっていました。

「多様性とかわざわざ言わなくても、ある。」

そんな言葉がふと浮かんできました。

違っていることは、

特別なことでも、

目指すべきことでもなく、

もともとそこにあるもの。

一人ひとり違う存在だからこそ、

一つの作品に奥行きが生まれていく。

その姿は、

まるで私たちが生きている社会そのもののようにも感じられました。

完成した作品には、

参加者それぞれが思い思いのタイトルをつけました。

私がつけたタイトルは、地球

皆さんのシェアを聞いているうちに、

そこには社会という言葉も重なっていきました。

完成した作品、あなたがつけるタイトルは?

花を媒介に、さらに深く

シェアタイムの後、

希望されたお二人を対象に、

私のファシリテートによるオープンカウンセリングを行いました。

花という非言語の媒介を通じて引き出された気づきを、

さらに深めていくプロセスになりました。

その場にいた全員にとっても、

静かで豊かな時間になりました。

お花を通して、自分と出会う

ゲシュタルト療法では、

「今・ここ」で起きている感覚や感情を大切にします。

一本のお花と出会い、

花を感じ、

花を通して自分を感じる。

そのひとつひとつのプロセスを通して、

「今ここ」の自分と出会う時間になっていたのではないでしょうか。

参加いただいた皆さま、

そして講師を務めてくれたかおりちゃん、

本当にありがとうございました🌸

いつもの沖縄料理屋さん
レッスン後の懇親会