三猿は命に関わる

三猿

こんにちは。

“はたらく人のメンタルヘルスの専門家”上谷実礼です。

 

今日はお猿さんの話をします。

三猿っていますよね。

目、耳、口を手で隠しているお猿さん達です。

三猿

「見ざる、聞かざる、言わざる」という叡智の

3つの秘密を示しているということになっていますが、

自分に対してこれをやっちゃうと命の危険があります!

ストレスは心身の不調や病気の原因になる

私たちの体はホメオスタシスといって

内部環境を一定に保つためのメカニズムが備わっています。

人間の体の内部環境は

自律神経系、内分泌系、免疫系で調整されています。

ストレスが病気の原因や発症のきっかけになることはすでに有名ですが、

慢性に持続するストレスは自律神経系、内分泌系、免疫系の

バランスを崩すことによって私たちの心と体を蝕みます。

 

精神的ストレスは、

大脳皮質や大脳辺縁系を経由して間脳にある視床下部に情報伝達され、

ストレス反応系である「視床下部ー交感神経ー副腎髄質系」を活性化させます。

交感神経は内臓や血管などの動きをコントロールする

生命維持に欠かせない神経、

副交感神経とともに自律神経と呼ばれます

交感神経が活性化すると、血液中にアドレナリンが放出され、

血圧上昇、発汗、血糖値上昇、胃腸などの活動低下などが起こり、

いわゆる“戦闘モード”に入ります。

 

精神的ストレスや疲労の蓄積で、

免疫力が低下して口唇ヘルペスが出やすいという人もいるかもしれませんが、

ストレスによってリンパ球、マクロファージ、

顆粒球、ナチュラルキラー細胞などの免疫系細胞の活性が低下します。

 

このようにストレスによって自律神経系、内分泌系、免疫系のバランスが崩れ、

心身の不調や病気につながっていきます。

こうやってみると慢性に持続するストレスの影響ははかりしれませんね!

現代人を苦しめるストレスの原因は

私は産業医として16年間で

かなり少なく見積もっても

1万人以上の働く人達のお話を伺ってきていますが、

現代人を苦しめる慢性に持続するストレスは、

自分の感情を抑えていること

自分が感じることにいい悪いとジャッジしていること

立場や役割で生きること

言いたいことを言わないでいること

本音で生きていないこと

ありのままの自分でいいと思えていないこと

自分には価値があると感じられないこと

自分を100%出さずにガマンしていること

自分を大切にできていないこと

本来の自分らしさから離れていること

○○でなくてはならない、○○であるべきという思い込み

などに起因しています。

三猿をやめて自分らしく生きよう!

だからね、

自分の本音を見ない

自分の心の声を聞かない

自分の言いたいことを言わない

「三猿」は一番のストレスになり

命の危険につながるのです!

 

発明王エジソンは、

「未来の医者は薬を用いず、人間の骨格、食事、

そして病気の原因、予防に注意を払うようになるだろう」

と言ったと伝えられています。

私が毎日コツコツ、メルマガを書いて

自分らしく生きよう

自分とつながろう

本当の自分で生きようと

言い続ける活動をしているのは

医師としての予防啓蒙活動の一環なのです。

 

今日もゴキゲンな一日を!

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