元気がよくて期待が持てる新人には要注意!

こんにちは。

アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする

“はたらく人のメンタルヘルスの専門家” 上谷実礼です。

 

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元気がよくて期待が持てる新人には要注意!

毎年これぐらいの時期になると

春に入社した新入社員の皆さんも疲れが出てくる頃です。

しかも、今年はコロナの影響で入社時の集合研修が

実施できなかった会社がほとんどでしょうし、

いきなりテレワークという環境に放り込まれた人も少なくないでしょう。

例年とは違う状況の中で、

新人さん達も環境の変化に適応しようとがんばっていると思います

 

今年に限らず、タイトルのように

一見、人当たりがよくて明るくて元気で物覚えもよく

ポジティブながんばり屋さん風に見える新人さんは

もしかするとよく観察する必要があるかもしれませんよ。

 

中には、本質的に元気で明るい人もいるでしょうが、

16年間産業医として活動してきた経験から

やたらと人前でいつも明るく元気、というのは

自分の中の自信のなさや葛藤や不安定さを隠して

周囲から注目や好意を得るための自己防衛のあらわれであることが多いと実感しています。

心理学用語では躁的防衛マニックディフェンスと呼びます。

 

人間ですから四六時中、ポジティブで元気ということはむしろ不自然で、

後ろ向きになったり、弱音を吐きたくなるときもあるのが当然です。

こういう人は困ったことがあっても周囲に相談できませんし、

ありのままの自分をさらけだせる友人を作ることができません。

ですから、見た目とは裏腹に意外と変化やストレスのかかる状況には

弱いという特徴もあります。

 

社会人になるまでは、なんとか自分も周囲も誤魔化してこれていたのでしょう。

けれど、社会人になって大きく環境が変わり、

入社時には「元気で明るい新人さん」として周囲から期待されていたのに

しばらく経ってから元気がなくなる、

場合によっては突然休み始める、というようなことも起こります。

実際、私のところにもそろそろ相談が来始めています。

 

ですから、一見、

人当たりがよくて明るくて元気で物覚えもよく

ポジティブながんばり屋さん風に見えるような新人さんに対応するときは

期待をしすぎず、つられて自分のテンションを上げすぎずに、

「いつもがんばっていなくても前向きじゃなくても大丈夫だよ」と伝えてあげて、

与える業務量もペースも控えめにしておくぐらいが

ちょうどいいかもしれませんよ。

 

今日もゴキゲンな一日を♫

 

 

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