人は自分に欠けているものの専門家になる

こんにちは。

アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする

“はたらく人の自己受容のためのサポーター” 上谷実礼です。

人は自分に欠けているものの専門家になる

長男くんをお稽古ごとに送っていく時に急いでいて、

すれ違い走行が難しい狭い道なのに向こうから遠慮なく突っ込んでくる車に

思わず放った独り言「ここは普通、そっちが譲るべきだよね!?」に対して

「ママ、自分の“普通”を人に押しつけちゃいけなんだよ」と助手席の長男くんにたしなめられ、

苦笑しながらも「私がいつも言っていることが子どもにも染み渡っているなぁ」と

しばし感動した今日この頃w

皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 

さすがに最近では「“普通”とか言っちゃってるよw」と自分で自分にツッコミを入れますが、

昔はとても「べきねば」が強い私だったことがよく伝わってくるエピソードですね笑♪

 

さて、今日のタイトルは敬愛する精神科ドクターとお話ししていた時に話題になったこと。

不思議なことに、自分に発達系の課題がある精神科医は発達障害の専門になり、

自分にうつ傾向がある精神科医はうつ病を専門とするようになるそうです。

 

こんな風に、私たちは自分に欠けていると感じるものを充たそうとして

学んだりスキルを身につけていったりするので、

結果的には気づいたら自分に欠けているものの専門家になっていた…ということはよくあります。

 

嘆きの中に天命あり

似た言葉で私の好きな言葉に「嘆きの中に天命あり」という言葉があります。

一見すると、自分をとても苦しめるように感じる出来事や人との関わりの中に

自分の天命・使命につながるような種が潜んでいるものなのです。

 

たとえば私の場合は幼少期に両親が離婚し、母子家庭で育ったことや

父の家系がめちゃくちゃスピリチュアルな家系であったことなどからくる生きづらさのおかげで、

天命・使命だと感じられるような今の仕事や生き方が形成されていると思います。

 

ケアする人は自分を大切にすることから始めよう

リアルの講座や研修で私が話すのを聞いたことがある人もいるかもしれませんが、

やや暴論的に感じる人がいるかもしれないことを恐れずに言うと、

健全な人は「人をサポートする仕事に就きたい」なんて思わないものです。

 

自分に欠けていると感じるものがあって、

自分も助けてもらいたいと意識的にしろ無意識的にしろ感じているからこそ

誰か他の人をサポートしたいと思うのです。

 

その仕組みはここにも書きました。

『人を助けたい人は自分が助けられたい人』

 

本当は自分を救いたいという隠れた動機があって、

「困っている人の力になりたい」と対人援助職やカウンセラーを目指していく中で、

自分自身が癒やされていって「あ、自分がやりたいことはカウンセラーじゃなかった!」と気づき、

対人援助職やカウンセラーを辞めていった人を数え切れないぐらいみてきました。

 

だからね、人をケアする人はまず自分自身をケアし、大切にすることが必要なんだよ。

でないと、容易に自分のエゴを充たすために人を依存させるようになっちゃうんだよ。

きゃ~、怖い~。

 

YouTubeトークライブを開催します!

というワケで、アドラー仲間で医療者仲間でもあり、

心理学講師・カウンセラーとしても大活躍中の長谷静香ちゃん

対人援助職の皆さんにエールを送るトークライブを開催することにしました!

リマインダーを設定していただけると嬉しいです!

https://www.youtube.com/watch?v=qQnnQj_su4U&feature=youtu.be

トークライブの詳細はこちらをご覧くださいね^_^
↓ ↓ ↓
https://www.reservestock.jp/events/500641

 

しずかちゃんとのお話を聴いていただけると、

人を大切にしたいなら、なぜまずは自分を大切にする必要があるのか!?とか

改めてよく理解できるようになると思います♪

乞うご期待です♡

 

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