自分らしく生きるとは? ー 小さな気づきから始める

「自分らしさって何だろう?」

そんなことを考えたことはありませんか?

日々の生活の中で、自分の「好き」や「こうしたい」を後回しにしていくうちに、自分らしさがわからなくなってしまうこともありますよね。

私たちは普段、自分の外側や内側で起こっていることに気づかずに過ごしていることが多いのです。

たとえば、毎日通る道。

ある日、いつもの風景の一部がなくなっていることに気づいたけれど、「そこに何があったっけ?」と思い出せない…。

そんな経験はありませんか?

これは、私たちが意識しているようで、実は多くのことを見過ごしている証拠です。

そして、それは自分の内側についても同じことが言えます

「こうしたい」を見逃していませんか?

「これが好きだな~」

「これはイヤだな~」

「なんだか違和感があるな」

「こっちに進みたいな~」

「こうしたいな~」

「ホントはこう感じてるんだけどな~」

このように、本当に感じていることに、気づかないふりをしてしまったり、なんとなく違和感があるけれど、そのまま流してしまったり、本当は「こっちのほうが好き」と思いながら、無難な選択をしてしまったりしていませんか?

私自身も、こうした小さなサインに耳を傾けずに長い間過ごしていました。

でも、ゲシュタルトの先生から教わった言葉があります。

自分の中の小さなことに気づくことができれば、

自分が心地よいと感じる人生を生きられるようになる

自分が本当は何を望んでいるのか、どんなことが心地よいと感じるのか。

それに気づいてあげることが、「自分らしく生きる」第一歩なのかもしれません。

小さな気づきを大切にするために

では、どうすれば「自分の気持ち」に気づけるのでしょうか?

おすすめなのは、一日の中でほんの少しだけ立ち止まる時間を持つことです。

たとえば、

  • 朝、目が覚めたときに「今の気分はどう?」と自分に問いかける
  • お昼ご飯を食べるときに「今日は何が食べたい気分かな?」と自分に聞いてみる
  • 夜、寝る前に「今日、一番心地よかったことは?」と振り返る
  • 「今、呼吸はどうなっているかな?」と呼吸を感じてみる
  • 呼吸をしながら「からだは緊張しているかな?リラックスしているかな?」と意識を向けてみる
  • 歩いているときに「足裏の感覚はどうかな?」と注意を向けみる

こんなふうに、自分の「今の気持ちや感覚」に意識を向けることで、少しずつ「自分らしさ」に気づけるようになります。

まとめ — まずは小さな一歩から

自分らしく生きることは、特別なことではありません。

「これが好き」「これはイヤ」「なんだか違和感がある」そんな小さな気持ちに気づき、受け止めることが、自分らしさにつながっていきます。

日々の忙しさの中でも、少しだけ立ち止まって、自分の気持ちを大切にしてみませんか?

今日も、あなたがあなたらしくいられる時間がありますように。