こんにちは。
アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする
“はたらく人の自己受容のためのサポーター” 上谷実礼です。
よくクライアントさんが口にされる言葉「私って、ホントはこんなこと思ってたんですね…」
私史上最高に慌ただしい毎日が続いており、
気づいたら10日もブログを書いていませんでした…。
以前メルマガでかとちゃんとのトークライブについてお知らせして
ライブ&アーカイブで、
「とても面白かった」「役に立った」
もっと早く御礼をお伝えしたかったのですが、
トークライブをご視聴いただき、ありがとうございました!
カウンセリングでクライアントさんに向き合う時や
情報発信をする時に気をつけていることなんかについてもトークし
もしもまだ観ていないという方はぜひご覧になってみてくださいね
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さて、久しぶりの投稿ですが、
よくクライアントさんが口にされる「私って、
ということについて書いてみたいと思います。
私たちってビックリするほど自分のことを分かっていないんですよ
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私が心の学びを始めた15年ほど前に比べたら、
スピリチュアル的なこととか深層心理学的なことを耳にする機会が
当時は瞑想をしているなんてことを話そうもんなら、
「なにか宗教やってるの?」と聞かれていましたが、
ここ数年はビジネスパーソンの間でもマインドフルネス瞑想が拡が
私も企業研修でマインドフルネスについてよくお伝えしています。
まさしく隔世の感があります。
それでね、マインドフルネスとともに、
潜在意識とか顕在意識とかって言葉もかなり一般的になったなと感
私たちが「これが私だ」「私はこういう人間だ」「
「私はこれが好き」「私はこれがイヤだ」「私はこう考えている」
つまり顕在意識で気づいていることは意識の5%
ですから、自分も気づいていない潜在意識の領域は95%
この潜在意識の領域には自分でも見ないようにしている
自分の中の否定的な感情、心の傷、憎しみ、悲しみ、怒り、
慎重に厳重に蓋をされて存在しています。
潜在意識に存在している否定的な感情や心の傷になっているような
自分にとってあまりにもしんどいので普段から簡単に思い出してし
それこそ自分のセルフイメージがガラガラと崩れ、
下手をすると日常生活を送るのもままならなくなってしまうかもし
だから自分でも気づかないように慎重に厳重に蓋をしてあるのです
それで、顕在意識で「これが私だ」「私はこういう人間だ」
目標を立ててみたり、色んなことをしたりしてみたり、
世間的な道徳や一般常識なんかに照らして
「○○すべきでない」「~~でなければならない」
自分に課してみたりするのですが、
潜在意識にある本当のニーズと顕在意識で考えていることがズレて
がんばってもできないとか、頭で「こうしよう」
自分が好きだと考えて始めたことなのにいざ取り組んでみると全然
というようなことが起こってくるのです。
だから、
ニーズを満たしてあげたり、心の傷を癒やしていくことで
自分が潜在意識で望んでいることと顕在意識で考えていることと実
すーっとシンプルにつながって、
これが私がイメージする「自分とつながる」という意味です。
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でもね、自分が見たくなかったり、
否定的な感情や心の傷になっている思い出なんかを
潜在意識の中に厳重に慎重にしまい込んでいるわけですよ。
だから、
私はこれを「自分に対して自己開示する」と表現していますが、
自分に対して自己開示するのってめちゃくちゃ怖いのです。
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私自身もそうでした。
両親が9歳の頃に離婚したことは、
その時に感じたことはほとんどすべて潜在意識に抑圧して
表面的にカッコよく見えるように生きてきていました。
潜在意識を顕在意識化してしまって、
それまでの自己イメージがガラガラと崩れてしまうことに耐えがた
子どもの頃からしっかり者で賢いミレイちゃんで、
両親の離婚にもめげずにグレずに乗り越えて、
むしろ逆境をバネにして国立医学部に現役合格して、
いつも明るくて、外向的で、がんばりやさんで、
リーダーシップもあって、色んなことにチャレンジして、
自分の努力で人生を創ってきていると思い込んでいました。
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両親の離婚はたしかにものすごくツラく悲しかったけれど、
それはもう過去のことで、終わったこと。
私はそんなことはヒョイヒョイと身軽に乗り越えて、
力強く自分の人生を切り拓いていくわ。
どんなに悲しくても腹が立っても、過去は過去。
終わったことにとらわれないで、前だけを向いて行くのよ。
いつまでもクヨクヨしていたって始まらないでしょ?
私ってホントにポジティブで自己肯定感が高いのよ!
ツラい気持ちや悲しい気持ち、
ツラくても泣かないで、
それでしっかり結果を出している私ってスゴいでしょ?
って、本気で思い込んでいました。
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だからこそ、潜在意識をみていくなかで、
本当はとても傷ついていたこと、
親に対する激しい怒りがあること、
自分の中には深い悲しみと絶望があること、
自分の中の柔らかな部分を守るために、
強くてポジティブでできる自分仮面をかぶっていたこと
なんかを認めるまでは何年も時間が掛かったし、
「私、怒ってるんだよ!」「私、
自分に対して自己開示することは本当にツラく苦しかった。
それまでに創ってきた、
なくなってしまうことは本当に怖かった。
だって、本当は弱くて、
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自分に対して自己開示するプロセスは、
私自身も数え切れないぐらいのカウンセリングを受けて、
怖さを乗り越えて少しずつ少しずつ自分に出会ってきました。
昔の私がたくさんのカウンセラーやセラピストのサポートを得たよ
私もカウンセリングでは、
クライアントさん達が怖い思いや不安を感じながらも
自分に対して自己開示され、
「私はホントはこう思ってたんだ…」
「私が本当に求めていたことはこんなことだったんですね…」
と涙とともに本当の自分に出会っていく姿は本当に美しいと感じま