色即是空空即是色

こんにちは。

アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする

“はたらく人の自己受容のためのサポーター” 上谷実礼です。

色即是空空即是色

私は仏教徒ではありませんが、

30代前半の頃、人生に行き詰まり、あまりの苦しさに

誰かから何かを言われたわけでもないのに、

何かに突き動かされるように般若心経を唱えたくなりました。

その頃から、我流ですが毎朝瞑想をしていたので、

いつしか般若心経を唱えながら瞑想をするようになりました。

今思うと、本当に不思議なのですが「般若心経を唱えなさい」

というメッセージが降りて来たのです。

…と言っても、般若心経なんて知りませんから、

読経のCDを買って練習しました。

 

余談ですが、3年ちょっと前、私が人生のエッジに立った頃、

つまり、根本的に生き方を変えなさいと人生からのメッセージを受け取った頃、

こじんまりと開催していたアドラー心理学の勉強会の仲間たちに

「若い頃、人生がツラくて般若心経を唱えながら瞑想をしていた」

という話をしたところ、なんと私を含む4人中3人が般若心経のCDを持っていましたw

アドラー心理学は仏教と親和性が高いのですが(その話もそのうち書きますが)、

仲間たちの般若心経のCD保持率に驚いたものです。

 

とは言え、時が経ち、色んなことがあって人生のどん底を脱し、

いつしか般若心経を唱えながら瞑想をしていた日々は遠い昔となりました。

それなのに、ここ数日、なぜか分からないのですが

また突然、頭に「般若心経を唱えなさい」というメッセージが頭に浮かぶのです。

久しぶりに瞑想をしながら般若心経を唱えようとしましたが、

10年近くが経ち、まったく覚えていませんでした…。

当時のCDもまだ持っているのですが、今となってはCDプレイヤーがない!

でも当時とは異なり、今はYouTubeがあるので便利ですね♫

時間を見つけては般若心経の読経を聞いています。

合わせて、仏教関連の本を運転中にオーディオブックで聴いています。

そうこうしているうちに、若い頃には分からなかったことにたくさん気づきました。

私はまったく仏教に詳しいわけではないので、

ここで書くことに誤りがあったら申し訳ないのですが、

私が理解している範囲で書きますね。

仏教のキーワードは「縁起」と「空」だと言われています。

すべてのものは関係し合って互いの存在を支えています。

この世界のどこを見ても、それ単体として存在しているものはありません。

この世のあらゆるものが関係性の中でのみその存在が浮かび上がってくるのです。

最初から自分というものが存在しているのではなく、

自分はたくさんの人との関係性の中に存在するのです。

(アドラーの対人関係論/社会統合論的な感じですね~)

 

「空」とはそこに見えているものには実体がないという意味です。

普通は、実体があるからこそ存在があると考えるのでしょうが、

仏教ではその存在は単なる現象に過ぎないのだと見ます。

私は講座などで、

「頭の中にある考えは実体のない妄想だよ。

現実は、あなたが今ここで呼吸をして、感じていることだけなのだよ。

私たちは自分の頭で作り出す妄想に苦しんでいるんだよ」

と、いつも伝えているのですが、

それって、もしかすると仏教で言う「空」のことかもしれないな、と気づきました。

アドラーで言うと、認知論ですね。

わお!

 

それでは、実体がないのにどうして現象が生まれるのかというと、

現象が相互に影響し、依存し合うからです。

この現象の相互依存のことが「縁起」と呼ばれる関係です。

縁起によって現実世界が生まれるのです。

実体はないものの存在がないということではなく、現象としてはあるのです。

私たちが生きていることもまた現象なのです。

 

般若心経の有名な一節「色即是空空即是色」は

色、つまり肉体や物質の本質は空である、

つまり現象であるが実体ではない、という意味だと思います。

私たちが人生で苦しむのは、

一切が縁起がつくった現象であるのに、

実体のないものにとらわれて執着するからです。

 

なんだか些か難しくなってきたのですが…。

 

私たちの人生の苦しみは自分のモノの見方にとらわれたり執着することから生まれます。

ブッダは私たちがどうすれば人生の苦しみから逃れられるのか、を

人生をかけて探求した偉大な心理学者なのだと思います。

よく考えると、私の仲間に何人かお坊さんがいるので、

今度、般若心経についても聞いてみよう♫

 

アドラー心理学は仏教と親和性が高いし、

ゲシュタルト療法を始めたフリッツ・パールズも禅の修行を体験した方なのですよね。

やっぱり私が心惹かれるものは全部つながっています。

 

 

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