こんにちは。
アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする
“はたらく人の自己受容のためのサポーター” 上谷実礼です。
一人ひとりが強くなくてもいい。弱いままでいい。
私が最近、好きなものの話を。
皆さんは「約束のネバーランド(通称:約ネバ)」をご存知ですか
私はけっこう天の邪鬼で逆張り好きなタイプなので、
基本的には流行り物にはあまり興味を持たないのですが、
子ども達の影響で「鬼滅の刃」にハマり、
Amazonプライムの「
リコメンドにまんまと踊らされ、
多分、年末年始のうちには実写版の映画も見ちゃうと思いますw
めっちゃ流行り物好きやんw!
鬼滅も心理学的な要素が散りばめられている作品でしたが、
約ネバも物語の設定から、セリフからめちゃ奥が深い!
両方読んでみて、私は約ネバの方が断然好きだと感じています。
昨日、コミックス2回目を読んでいて、
1回目に読んだ時にはサラッと読み流しちゃったのですが、
蛍光ペンを引きたくなったページがありました。
18巻の最後の方、主人公の1人ノーマンの心の中の声で
「弱くていい 一人じゃない だから人間(ぼくら)は強いんだ」
というくだりがあり、めちゃくちゃ心が震えました…。
私は普段、研修や講座で「人間は生物としては弱い存在なので
野生動物の脅威や苛酷な自然環境の中で生き延びるために
仲間と集団を作って協力するという戦略を取りました」
というように説明しています。
本にもそう書いています。
人間は一人では生きていけないからこそ、
「集団に所属できるかどうか、仲間がいるかどうか」は、
現代人にとっても死活問題であるので、アドラー心理学では、
人生の究極目標は「所属(ここは自分の居場所だなと感じること、
周りの人は仲間だなと感じられること)」であると考えます。
ノーマンのこのセリフを読んで「アドラーだ!」と感じたのです。
私たちは一人ひとりが強くなくてもいいんですよ!
弱いままでいいんですよ!
だから仲間が必要で、仲間と助け合って生きていくんですよ!
カウンセリングをしていると、
「なかなか人に弱みを見せられない」
「人に頼るのが難しい」
「強くなければならない」
というようなクライアントさんによく会います。
昔の私もそうでした。
自分ひとりの力で生き抜けるように強くなろうと、
9歳の頃に両親が離婚した時からずーっと努力してきました。
自分の弱さは見ないようにしてきました。
だから人に頼るのも苦手でした。
ノーマンもね、自分一人が強くなければならない、
自分が強くなってみんなのために問題を解決しなければならないっ
ずっと頑張っているのですが、
仲間たちとの関わりの中で自分の弱さを認められるようになって、
仲間たちと本当の意味で協力できるようになってから、
チームとして強くなっていくのです。
私たちは一人ひとりが強くなくてもいいんですよ!
弱いままでいいんですよ!
だって、人間だもの^_^
他にも心に刺さるセリフが満載の「約ネバ」
コミックスもアニメもオススメですよ。
冬の巣ごもりにぜひ^_^