自分の感情を言葉で説明できなくてもいい

こんにちは。

アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする

“はたらく人の自己受容のためのサポーター” 上谷実礼です。

言葉で説明しようとしなくていい

オープンカウンセリング(グループカウンセリング)をしていると

クライアント役の方のテーマが、クライアント以外のオブザーバーの方にも刺さることはよくあります。

我々の業界用語では「流れ弾に当たる」と言います。

自分が経験してきたことや成育環境なんかが

クライアントの方の話と近い感じがしてものすごく感情が動いて、

話を聴いていると涙が出てくるというようなこともあります。

 

そんな時に私たちは

「自分と境遇が似ていて共感しました」とか

「親に対して抱いていた感情を思い出して涙が止まらなくなりました」みたいに

自分の感情を言葉で説明しようとすることが多いのです。

 

でもね、「自分でもよく分からないけれどイライラしてきました」とか

「理由は分からないけれど涙が止まりませんでした」ということもあっていいのです。

自分の感情や体に起こってくることに理性で説明をつけようとしなくてもいいのです。

そんなときは「泣きたいんだね」と涙が出てくる自分を受け入れてあげて

体のしたいようにさせてあげてね。

体に起こってくる反応を止めなくてもいいからね。

自分でも理由はよく分からなくてもいい。

言葉で説明しようとしなくていいんです。

うまく言葉にはできなくても、体に起こってくること、

なんとなくの感覚や緊張や涙や怒りなんかを抑えようとしないで

ダメなもの、ネガティブなものだとレッテルを貼らないで、

ただ「こんな感覚があるなぁ」

「体が緊張しているなぁ」

「涙が出てくるなぁ」

「怒りが湧いてくるなぁ」

みたいな感じで受け入れることが“自己受容”の第一歩なんです。

 

私たちはあまりにも言葉に頼りすぎです。

言葉で説明できなくても自分が感じることを信じることが

自己信頼、つまり自信につながります。

うまく言葉で説明できなくても大丈夫だからね。

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