「自信がないんです…」
カウンセリングや産業医面談で「自信がないんです…」という主訴はめっちゃよくあります。
「自信」ってなんでしょうねぇ。
「自信」には2種類あると思うんですよね。
根拠のない自信と根拠のある自信。
後者は「自己効力感」と言ってもいいかもしれませんね。
実績や成果などの前提に基づいて、「私はできる!」というような感覚を持っていく感じかな。
自信に根拠は必要ない
根拠のない自信の話からしますね。
「自信」とは「自分を信じること」です。
自分の何を信じるかというと、気持ち、感じていること、身体感覚…なんかを信じることです。
「あ~、私はこんな風に感じているなぁ」と気づき、そのままにノンジャッジで受け止める。
これが自信につながっていきます。
自分が感じることに正解も不正解もないのです。
でも、実際には私たちは子どもの頃から親や世間から
自分のままに感じることを制限されてきています。
「あなたの感じ方は間違っている」とジャッジされ続けています。
泣きたい時でも「男の子は泣くんじゃない!」と言われ…
転んでしまって痛いときでも「痛くないでしょ!」と言われ…
楽しく遊んでいるときに「遊んでいないで勉強しなさい!」と言われ…
好きなことをしていると「好きなことばかりするのはワガママだ!」と言われ…
イヤなことでもガマンして取り組むように言われ…
時には、トイレにいきたいという生理的欲求すら「ガマンしなさい!」と言われ…
感じていることを抑えると自信が持てなくなる
そうこうしているうちに、自分の好き嫌いや身体感覚が分からなくなって、
感じない生き方が当たり前になってしまいます。
私の研修で、身体感覚に意識を向けるレッスンをしていても、
「自分がトイレに行きたいという感覚すら分からない」という人(特に女性)もいます。
呼吸法の練習をしているときに、自分の呼吸が間違っているのではないかと、
自分の呼吸にすら確信が持てない人も少なくないです。
自分の好き嫌いや身体感覚は自分にとって心地よい人生を送っていくための大切なセンサーです。
そのセンサーをないがしろにしていると、どう生きるのが自分にとって心地がよいのか分からなくなり、
周囲の評価や常識などの自分の外側の価値観に合わせるように生きるようになります。
自分に合っていない生き方をしているんだから、そりゃあ自信が持てなくなるよね。
だから、自信を持つことのひとつのアプローチとしては
自分の気持ち、感じること、身体感覚をノンジャッジで
「私はこう感じているんだなぁ」と受け止め、自分で分かってあげること。
自分の感覚を信じられるようになると、自分を信じることができるようになります。
この「自信」は、「私、自信がある!」みたいなテンションの高い感じではなく、
穏やかに重心低く、自分の中にどっしりといるようなイメージです。
根拠のある自信も必要!
そして一方で、後者の根拠のある自信もまた人生には必要なものだと思うんですよね。
後者の自信については動画で説明していますので、よかったらご視聴くださいね♡
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【自分に自信がない】自信を持てるようになるための2つのコツ – YouTube