「他人軸」のからくりと、そこから脱却する方法

こんにちは。

アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする

“はたらく人の自己受容のためのサポーター” 上谷実礼です。

よく「他人軸」とか言うじゃないですか

他人軸、自分軸という言葉はずいぶんと一般的になったかな、と思います。

カウンセリングでも周囲からの評価に縛られていて苦しいとか、

人目が気になってしんどいので自分軸で生きていけるようになりたいというお話はよく聞きます。

他人からの評価や承認から解放されて、人の目を気にすることなく、人と比べることなく、

自分の価値観や好きなことにしたがって自由に生きていけたらいいと思いませんか?

でね、私たちが人生で最初に出会う「他人」は「親」です。

子どもの頃は生存のために、親から愛されるために、見捨てられないために、

多かれ少なかれというか、多かれ少なかれどころじゃなく、

親の価値観や行動、感情、醸し出す雰囲気、口癖などにめちゃくちゃ濃厚に曝露(ばくろ)されます。⬅あえて労働衛生的表現を使ってみました。私の業界では有害物質に曝露される、みたいに使います。

この社会で生き延びるために取り込まざるを得なかった

親からもしくは家庭の中で起こる出来事から受ける影響は

知的に脳で取り入れるだけではなく、私たちの体の隅々にまでしみ込んでいます。

そして、私たちが成長してから行う数多くの選択に影響を与えます。

親からの影響の受け方は人によって様々ですが、

親子でバウンダリー(心理的な境界線)がなかったり、

共依存的な関係になっていたり、

お互いにコントロールし合っていたりすると、

考えていることや感情が自分のものなのか親のものなのか区別がつかなくなります。

そうすると自分が好きだと思って選択したはずなのになぜか楽しくないとか、

自分が本当にやりたいことが分からないとか、

やたらと人の目が気になってしまって苦しいとか、

自分の人生を生きている感が湧かないとか、

がんばって目標を達成して結果を出してもなぜか虚しい、

…というようなことが起きて来ます。

会社で認められたい、人と比べないで生きていきたいと思うベースには

親から認められたかった、受けとめてもらいたかった、

どんな自分でも大切だよと言ってもらいたかったという願いが隠れているんだよね。

だから、他人軸の人生から脱却して自分軸で生きていけるようになるためには、

会社で人目を気にしなくてもいいようにがんばるのではなく、

自分の価値観や行動、感情、口癖などに与えている親の影響を理解し、

親の考えや感情を引き受けすぎてしまっていることに気づき、

「お母さん(お父さん)の感情はお母さんの感情、

私はお母さんとは違います。私には私の感情があります。

私は私の感情、感じていることを大切にしていきます」と

親との間にバウンダリーを引いて、親から「自立」する必要があります。

最近、親からの自立がテーマになるカウンセリングが続いているので書いてみましたが、

他人軸からの脱却とは、親からの精神的な自立がスタートなんだと思います。

 

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