こんにちは。
アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする
“はたらく人の自己受容のためのサポーター” 上谷実礼です。
トラウマは身体に記憶される
人間は、命の危険を感じるような出来事や
その人にとってとてつもない恐怖を感じるような出来事に遭遇すると
トラウマとして認識され、PTSDになるという場合があります。
動物はどうでしょうか?
ライオンに襲われる経験をした草食動物が、
その後もずっとフラッシュバックに悩まされるということはなさそうです。
なぜ動物がPTSDにならないというと、身のすくむような恐怖を感じる体験をした後に、
全身をブルブルッと震わせて、身体の緊張を解くからだと言われています。
“心的外傷”というネーミングにはなっていますが、
トラウマは実際には心の傷としてだけでなく身体の緊張としても記憶されているということは
この本に詳しく書かれています。
『身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法』
分厚く金額も高い本ですが、心に関わる仕事をしている人には必読書だと感じます。
だからこそ、トラウマへの対応には身体へのアプローチが有効なのです。
でね、ワンコ達を見ているとこの仕組みがよく分かります。
昨日の夜、ゴキゲンに散歩をしている最中に
突然、路地から2匹のネコがワンコ達の目の前に飛び出してきて、
ケンカをしながら走り去って行きました。
私は思わず「きゃ~」と声を上げ、ワンコ達もビックリしていました。
そして、ネコ達が走り去って行ったあとに全身をブルブルッとしていたのです!
それに気づいて、お~!筋肉の緊張を解いている~!と感じました。
この一連の動きには自律神経の働きが深く関係しています。
トラウマなんていうと、別に子どもの頃に親から虐待された訳でもないし
自分には関係のない話だと感じる人が多いかもしれません。
でも、明確に記憶していないことでも不快な記憶や
ネガティブな感情が筋肉レベルで残っていることがあり、
身体の緊張を処理していくことで心も解きほぐされていくのです。
12月の津田先生のセミナーでは自律神経と心の関係について、
もっと興味深い話が聞けると思いますので、ぜひご一緒しましょう!
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