安心していていいんだよ

こんにちは。

アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする

“はたらく人の自己受容のためのサポーター” 上谷実礼です。

安心していていいんだよ

今日の企業研修でも鉄板ネタ、スシローの話をしちゃったミレイですw

今日も研修のテーマは「自己受容」。

皆さん、真剣に興味を持って話を聴いてくださいました。

 

 

先日、Facebookでつぶやいたのですが、

私の活動の2本柱である「心理的安全性」と「自己受容」についてお伝えしたときに、

「それじゃあ単なるヌルい組織になりませんか?」とか

ありのままの自分を受け入れたら自分を甘やかすことになりませんか?」

というような質問を受けることが少なからずあります。

そんなときに思わず「どれだけ不安や自己否定を前提に生きていたいねん!」と

関西弁でツッコミを入れたくなりますが、

こういう質問が出る背景には「心理的安全性」とか「自己受容」という用語についての

事実誤認があると思うのです。

 

こういう質問をされる方は「安全」という言葉に、

ダメな時でもマイナス評価をしないとか、

仕事ができない人でもチームで受け入れるみたいなイメージを持っているようです。

 

「心理的安全性」という言葉を世に広めたハーバードビジネススクールのエドモンドソン教授の論文によると、

効果的な、学習するチームを作る因子として「心理的安全性」が重要であり、

「心理的安全性」がある状態とはチームの成果のために、貢献するために

何かを発言したり行動したとしても、無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われない、

また、自分の過ちを認めたり、質問をしたり、新しいアイデアを披露したりしても、

誰も自分を馬鹿にしたり罰したりしないと信じられるような状態のことなのです。

やるべきことをやらないで自分勝手なことをしていても悪い評価をされないとか、

仕事ができてもできなくても許されるようなヌルい組織とは正反対の、

学習し、成長し続ける、パフォーマンスの高い組織であることに

もっとも関係のある因子が「心理的安全性」なのですよ。

チームとしてよりよい成果を出すために、チームに貢献するために、

誰でも安心して言いたいことを言って、どんどん行動していけると

チームとしてのパフォーマンスが高まるのは理解できますよね。

 

「自己受容」という言葉についても、

周りの人を気にせず好き勝手に傍若無人に振る舞うとか、

仕事ができなかったり成長しなくても気にしないとか、

好きなことや得意な仕事しかしない、みたいな自分勝手な状態というような

イメージをする人が少なからずいます。

少なくとも私が理解し、お伝えしている「自己受容」は

自分が感じていること、気持ちや感情、身体の感覚を

ノンジャッジでそのままに受け入れることです。

「自分の中にはこんな感情があるんだな~」

「こう感じているんだな~」

ということをただ眺めて受け入れる。

これが「自己受容」のスタートです。

自分勝手に振る舞うとか、好きなことしかしないとか、

成長しなくても開き直る、みたいな要素は微塵もないんですよ。

 

 

私たちは、ものすごく小さい頃から

「お姉ちゃんなんだからガマンしなさい」

「男の子は泣いちゃダメ」

「ワガママ言っちゃダメ」

のように、自分が感じていることやしたいことを抑圧されてきています。

社会で生きていくためにある程度、自分を抑えることが必要な時もあるだろうけれど、

「自分の立場でこんなこと思っちゃいけない」

「好き嫌いで決めてはいけない」

「泣きたい時でもガマンしないといけない」

みたいに自分が感じることを否定することはすなわち自己否定の第一歩になります。

自分が感じることを検閲して抑えていると、自分が何をしたいのか、

自分がどういう人間なのかが分からなくなります。

立場とか役割とかがあったとしても、何を感じるかは自由なんです。

自分の中に「○○がキライ!」という感覚が明確にあるのに、

「自分の立場でこんなこと感じてはいけない」と、

その感覚をなかったことにして、キライでもなんでもないふりをするから苦しいのです。

もちろん、「○○がキライ!」みたいな感覚をそのまま全部人にぶつけたら色々と問題が起こるのでw、

自分は「こう感じているんだなぁ」ということを受容した上で、

実際にどんな行動を選択するかは選んでいいのです。

 

 

どんなに心理学を学び、実践しても、キライだと感じる人はいなくならないしね。

私もキライな人、いっぱいいるよw

 

 

だからね、安心して自分の感覚を、感じていることを、感情を受け入れていいんだよ。

そして、安全安心な環境では、自然と自分の感情や気持ちに気づきやすくなります。

今日もメルマガ読者様記念企画に当選された方とおしゃべりしましたが、

そんな感想を書いてくださっていました。いただいた感想です^_^ (女性)

◆ミレイ先生と話してみてどうでしたか?
話し始めたら自分の発言に涙が出てきて(←ミレイ先生気がついていらっしゃいましたかね?)自分自身で「私、こんなこと思ってるんだ」と不思議な感覚になりました。ミレイ先生の聴く姿勢がここは「安心安全の場」だという事を、私が感覚的に捉えることができたので、本音が出たのだと思います。涙が出るなんて、本当に不思議な感覚です。言えたいことが言えた感覚があり、セッション後は「体が軽くなった感覚」がありました。ありがとうございます。

◆ミレイ先生ってどんな人?
「先生」という肩書きと、「綺麗」な方なので、私のイメージでは「話しづらいのかも」と正直な所思っていました。実際にお話させていただくと、柔らかく暖かさが滲み出てくるような雰囲気の方でした。私の失礼な失態も(産業医と産業カウンセラーを間違って認識していた)も快く笑い飛ばしてくださるような暖かい方です。優しいだけではなく、質問が的を得ているので、自分自身の本音に気づけるのだと思います。厳しい優しさをお持ちの方なのだと思いました。

◆プレゼントの本の感想をお聞かせください!
(四女本テレワークの本を選択されました)
「テレワーク・在宅勤務トラブルサポート」をプレゼントで頂きました。「あり方」と「やり方」が上手くリンクされていて纏まっている本で、大変読みやすく、自分が実践していく上で、直ぐに使える内容になっていると思いました。仕事関係の本ですと「やり方」「心構え」的なことが書かれているものが多いと思いますが、それだけだとなかなか上手くいかない事も多いかと思います。ミレイ先生の本は「あり方」をリンクさせて掲載してくださっているので、自分自身がどのような「あり方」だから、結果的にこのような仕事になる的な事例も多く書かれているので、自分で自分に気づきやすく、入ってきやすいです。
幸せを感じながら働いていくための知恵と、変化の多い時代を乗り越えて行くために必要な事が書かれている本だと思いました。

◆その他、ミレイ先生へのメッセージなど、ご自由に!
今回、ご縁を頂きまして本当に嬉しいです。お話しさせていただけて、ますますファンになりました。今後のメルマガも楽しみにしています。

 

 

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