「大丈夫ですから」
「おいしいから食べているんです」
そう言って、こちらの話をほとんど聞いてもらえない。
保健指導や面談の場でこうした経験をしたことがある方は、
少なくないのではないでしょうか。
伝えているのに、伝わらない。
質問しても、話してくれない。
では、こうした「うまくいかないケース」には、
どのように関わればよいのでしょうか。
今回収録したデモ動画のお話とあわせて、
私が大切にしているアプローチをご紹介します。
『全肯定保健指導』デモ動画を追加収録しました
書籍『全肯定保健指導』を購入していただくと、
30分間のデモ動画を視聴できるようになっています。
こちらでご覧いただけるのは、
問題の原因を環境や他人など、自分以外に求める
「他責タイプ」の方との面談です。
今回は、
『全肯定保健指導』のライティングをサポートしてくれた加藤隆行氏(かとちゃん)と一緒に、
新たに2つのケースを収録しました。
- 自責タイプ:私が安藤保健師役、かとちゃんが自分を責めてしまう「自責タイプ」の石山さん役
- 無関心タイプ:私が安藤保健師役、かとちゃんが「自分には関係ない」という姿勢を示す「無関心タイプ」の水本さん役
同じ「保健指導」でも、
相談者のタイプによって関わり方はずいぶん変わります。
今回のデモ動画では、それぞれのタイプに対して、
どのように声をかけ、
どのように対話を進めていくのか
を、実際のやりとりを通して見ていただけるようにしました。
保健指導がうまくいかない?「無関心タイプ」への関わり
保健指導をしていると、
「今のところ大丈夫ですから」
「おいしいから飲んでいるんです」
という方に出会うことがあります。
いわゆる「無関心タイプ」の方です。
私は、このタイプの方への関わりが
一番難しいなと感じます。
こうした言葉を聞くと、
支援する側はつい焦ります。
「なんとか健康に関心を持ってもらわなければ」
という思いから、
「このままでは危険です」
と、恐怖に訴えて
行動を変えてもらおうとしたくなることもあります。
しかしこうしたアプローチは、
無関心タイプの方には
かえって逆効果になることがあります。
「体の感覚」を入り口にするアプローチ
無関心タイプの方への関わりで有効なのが、
ソマティック(身体感覚)なアプローチ(※)です。
ソマティック
「身体に関する」という意味。
ここでは、身体の感覚や反応に注意を向けながら関わるアプローチを指します。
たとえば、

健康についてどう思いますか?

生活習慣を変えようと思いますか?
と頭で考えてもらうだけではなく、

今、身体はどんな感じですか??

そのときの身体はどうでしょうか?
と、身体の感覚に目を向けてもらうところから始めます。
すると、
ご本人も意識していなかった感覚や気持ちが
少しずつ出てくることがあります。
ただ、実際にやってみようとすると、
案外難しいものです。
質問の言葉だけを覚えても、
なかなかうまくいきません。
実際の面談では、次のような点が重要になります。
- どのタイミングで問いかけるか
- 問いかけた後、相手の何を観察するか
- 相手の反応をどう受け取り、次につなぐか
こうした実際の「間」や「観察の仕方」は、
テキストを読むだけではなかなかつかみにくいものです。
だからこそ、
デモ動画で実際のやりとりを見ながら学んでいただくことで、
より身につきやすくなります。
【開催案内】『全肯定面談3DAYSワークショップ』
2026年9月から始まる『全肯定面談3DAYSワークショップ』では、
こうしたオリジナルのデモ動画に加えて、
対話型AIも活用しながら、
理論と実践の両輪で学んでいきます。
面談は、知識として知っているだけではなかなか身につきません。
実際のやりとりを見て、
考えて、
自分でもやってみる。
普段のお仕事で「使えるもの」にしていく
3日間にしたいと思っています。
こんな方におすすめです。
- 保健指導でうまくいかないケースがある保健師・産業医
- 部下と1on1をしているが手応えを感じにくい管理職
- 面談や個別指導に課題を感じている人事担当者・教員
「面談で相手がなかなか話してくれない」
「一生懸命に働きかけても、うまくいかない」
そんなときの関わり方を、一緒に学んでみませんか。
▼『全肯定面談3DAYSワークショップ』の詳細はこちらからご覧いただけます。

書籍『全肯定保健指導』をご購入いただくと、「他責タイプ」との30分間のデモ動画をご覧いただけます。
実際の面談を見ながら学びたい方は、ぜひこちらも活用してみてください。
▼ 書籍のご購入はこちら

※「全肯定保健指導」はヒューマンハピネス株式会社の登録商標です。
