親からも逃げてもいい

こんにちは。

アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする

“はたらく人のメンタルヘルスの専門家” 上谷実礼です。

 

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親からも逃げてもいい

昨日のブログでは

「苦手な人からは逃げてもいいんだよ−」

ということを書きましたが、

苦手な人が“親”というケースもけっこうあります。

 

昨日、ちょっとしたきっかけがあって

親のことを振り返る機会がありました。

 

今でこそ、父はすでに他界し、

母は自分の地元の九州に帰り、

物理的な距離ができたことに加えて、

私自身が両親との関係を長らく探求してきたこともあって、

親問題で悩むことはなくなりました。

 

でも、これまでには親問題でたくさんの修羅場を乗り越えて来たし、

特に母にはひどいことを言って傷付け合ってきたし、

無意識でしたが、若い頃は文字通りに逃げ回っていました。

 

中学に上がるときには家を出たくて

わざわざ遠くの学校を選んで寮に入り、

2年間の寮生活の後に

母と妹が神戸から関東に引っ越してきて

中3から高校卒業までの4年間は一緒に暮らしたものの、

大学に上がるときにまた家を出たくて

わざわざ遠くの学校を選んで一人暮らしをしました。

 

 

今、私の上の子、長男くんは小6で、

昔、家を出たいと思っていた頃の私と同じぐらいの年齢になっていますが、

家族といるのが幸せそうで、

家を出ることなんて全く考えていません。

 

幸せそうに穏やかに暮らす子ども達を見ていると、

10歳やそこそこで「自分の力で生きていく」と決めて、

12歳で本当に家を出た私は、

両親の離婚で深く深く傷ついていたんだな、と今なら分かります。

 

私の母はいわゆる毒親とか過干渉すぎる親ではありません。

若い頃に私を産んだ母とは友達親子みたいな関係で、

女3人の母子家庭でずっと助け合って生きてきたこともあって、

精神的なバウンダリーが全然引けていませんでした。

 

母のことが大好きだけれど、

潜在意識では母から離れたいと思っていたのかもしれません。

もちろん無意識でしたが、

12歳の頃から、母から離れる方、離れる方の選択をしていました。

 

 

30歳頃だったでしょうか。

母の母、私のおばあちゃんと電話で話していて、

「ママ(私の母)はミレイちゃんが行く先々についていくよね」

と言われたことを今でもよく覚えています。

 

私が家を出て、神戸から神奈川に行ったときも

あとから神奈川にきました。

私が神奈川から千葉に移ったときも

結局は数年後に千葉に越してきました。

20代の頃は研修医でほとんど毎年引越しがあったのですが、

たしかに母は私が引っ越すたびに近くに引っ越してきていました。

 

おばあちゃんのその一言で、私の頭はガツンと殴られたようでした。

その頃、人生に困難なことがたくさん起こるのは

私が母から精神的に自立できていないせいかもしれないと

薄々感じ始めていた頃だったので、

母のことが「ものすごく気持ち悪い」と思いました。

 

それと同時にやっぱり母のことは大好きで、

子どもも生まれたりすると

子育てに母の力を借りた方が便利だからという理由で、

いわゆるスープの冷めない距離に住むようになりました。

 

そこからが本当に大変でした…。

母としょっちゅうバトルになるだけでなく、

どうしてこんなに次から次へと色んなトラブルが起こるの!?

というぐらい色んなトラブルに巻き込まれ、

経済的にも影響を受けるし、

今、思い出してもあの数年間はホントにツラかった…。

 

その後、母がおばあちゃんの介護のために自分の地元の九州に帰り、

私も自己探求を進める中で

母との関係において未完了になっていることを完了させ、

たくさんのビリーフを書き換えていったので、

今はやっと心地のよい距離感で

お互いを尊敬して、大切に思える関係になったな、と感じます。

 

今では母とも「近くに住んでいたあの数年間は

どうしてあんなにトラブル続きだったんだろうねぇ」と

笑って話せるようになりました。

 

 

カウンセリングでは親との問題はよくテーマになります。

親だからといって

好きだと思えなくてもいいし

感謝しなくてもいいし

近くにいなくてもいいし

一緒に何かをしようとしなくていいです。

 

もしも自分にとって親といることがしんどかったら、

頭で一生懸命に考えて

「親なんだから大切にしなきゃ」とか

「親を立てなきゃ」とか

「親なんだから感謝しなきゃ」とか

言い聞かせてガマンしなくていいんです。

自分の親なのに大切に思えない自分を責めなくてもいいんです。

ときには物理的に距離を取って

逃げてもいいんです。

 

親子によって

家族によって

適切な距離感は全然違います。

たとえ親であってもイヤなものはイヤなんです。

苦手なものは苦手なんです。

「親のことが好きじゃないな−」という気持ちを

ジャッジすることなく、いったん自分の中で味わって、

距離を取ってみて、時間が経って初めて

親との課題に向き合えて、

心から親に感謝できるようになるのかもしれません。

 

 

親から逃げたり

さんざん戦ったりしてきて、

やっと適切なバウンダリがー引けるようになって、

心地の良い距離感が分かって、

母のことが心から大切だなと思えるようになった今、

改めて思います。

 

親と距離を取ってもいいんです。

親から逃げてもいいんです。

親に感謝できるかもしれない日は

その先にあります。

 

今日もゴキゲンな一日を♫

 

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