お母さん、笑って!

こんにちは。

アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする

“はたらく人のメンタルヘルスの専門家” 上谷実礼です。

 

お母さん、笑って!

カウンセリングをしていると

「子どもの頃、お母さんの笑顔が見たかった」

「お母さんに笑いかけてもらいたかった」

「お母さんはいつも頑張ってイライラしていたけど、

ただ笑ってくれているだけでよかった」

と涙ながらにお話しされるクライアントさんはとても多いです。

 

私自身、カウンセリングを受け始めた最初の頃は

両親の仲が悪くなっていった時期に

ウォークマンを聴きながら無表情にお皿を洗っている母

夫婦ゲンカをしている時や家を飛び出す時の母

離婚の前に家族会議をしている時の母

なんかをよく思い出していました。

母が笑っていた時もたくさんあったと思うのに、

思い出すのは辛そうにしていた母ばかりでした。

 

うちの子たちも、私が疲れた顔をしている時や

忙しくてイライラしている時や

考え事をしていて全力真顔になっている時なんかは

「ママ、笑って!」と言ってきます。

私が笑顔でいると幸せで安心するみたいです。

さらにおやじギャグを言ったり、面白いことを言ったりして

子ども達を笑かそうとすると、もっと嬉しそうです。

私は根が関西人なので、本気出すとけっこう面白いですw

 

ポリヴェーガル理論や愛着理論を学んでいると、

幼少期に主な養育者との間で安心安全が感じられるかどうかは

その後の人生に計り知れない影響を及ぼすんだな、とつくづく思います。

私が普段、産業医として関わっているメンタル不調の社員さん達も

よくよく話を伺っていくと、ほぼ全例、生育環境の話に行き着きます。

 

そして、私たちが安心か安全かを判断するために

顔の表情はとても大切です。

 

うちが散らかっていてもいいんです。

キレイな家を保つためにいつもイライラしているよりも、

お母さんは笑顔でいる方が。

 

手抜き料理だっていいんです。

家族のために栄養バランスの取れた食事を作ることに

時間も手間も取られていつも忙しそうにしているよりも、

お母さんは笑顔でいる方が。

 

ちゃんとしていないママだっていいんです。

ちゃんとしたしっかりした人だと思われるようにいつも頑張っているよりも、

たまには子どもと楽しく遊ぶママでいる方が。

 

自分自身の経験やクライアントさん達から聞く話や

ポリヴェーガル理論や愛着理論などの学びなどから、

栄養のバランスが取れた食事やいつもキレイに整理整頓された家なんかよりも

お母さんが朗らかにおおらかに笑顔でいることが

子どもの将来の心の安定につながるんだよ、ということを声を大にして言います。

 

心のどこかに今日の投稿が響く人がいればいいなと思います。

今日も暑そうですが、朗らかに笑顔でね^_^

 

今日もゴキゲンな一日を♫

 

 

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