こんにちは。
アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする
“はたらく人の自己受容のためのサポーター” 上谷実礼です。
安全安心とポリヴェーガル理論
夏から半年間に渡って開講してきた、
自分とつながって自分らしく生きたい女性のための学びの場
“自分とつながるスクール”の1期生が昨日、
https://www.facebook.com/
半年間のスクールを行ってみて一言。
「自己受容のためには “安全安心” “心理的安全性” がすべて!」
−−
私が2019年から学んでいるポリヴェーガル理論。
ポリヴェーガル理論(多重迷走神経理論)は
行動神経科学の研究者である米国のスティーブン・
こころとからだと社会のつながりを説明する自律神経に関する新し
迷走神経とは脳神経の一種であり(
交感神経とともに自律神経と呼ばれる副交感神経のうちの80%
ポリヴェーガル理論以前に一般的には、
交感神経系は「闘争か逃走か(fight or flight)」と呼ばれるような覚醒・緊張の方向に働き、
副交感神経系は休息・弛緩の方向に働くとされていました。
交感神経と副交感神経はそれぞれ反対の役割を担い、
互いのバランスを取りながら心と体のホメオスタシスの維持に働く
ポリヴェーガル理論によると、副交感神経系はさらに、
背側迷走神経複合体と腹側迷走神経複合体の2つに分かれており、
交感神経系とあわせて、
そして、
交感神経系の「闘争か逃走か(fight or flight)」のみが知られていましたが、
背側迷走神経複合体も別の防衛反応に関与していることが分かりま
これらは「凍りつき(freezing)」の反応であり、
動物でみられる“死んだふり”、学習性無力感、
パニック、解離、抑うつ、トラウマなどが含まれます。
そして、
周囲の環境の中で安全安心が感じられるとまずは腹側迷走神経複合
ストレスがかかったときに、
つまり、
しかし、環境の中で安心を感じられずリラックスできないと、
次に交感神経系が働いて闘争か逃走か(fight or flight)反応が起こります。
生理的な反応としては、
血圧や脈拍が上がったり、
(実際にはもっと色々な反応が起こります)
そしてさらにストレスが大きくなり、安全を感じられない、
命の危険を感じる段階になると、背側迷走神経複合体が働き、
凍りつき(freezing)の反応と言われる
シャットダウン、死んだふり、ときには失神の状態に至ります。
生理的な反応としては、
血圧や脈拍の低下、
(実際にはもっと色々な反応が起こります)
腹側迷走神経複合体は安全安心を感知すると働きますが、
交感神経や背側迷走神経複合体の働きは安全安心が欠けている場合
Facebookのリンク先にも書いた
「私たちが安全であるとき、マジカルなことが起こる」
ポリヴェーガル理論を提唱しているポージェス博士の言葉ですが、
サイコセラピーにおいて、
セラピストとの間にいかに安全を感じるかどうかが
セラピーが進んで行くための大きなカギになるという意味だと理解
−−
スクールではもちろん理論的なことやスキルやメソッドもお伝えし
何を伝えるか、何を知るかということ以上に、
スクールの中で、メンバーの気づきや癒やしが進んで行ったのは、
ひとえに「場」に安全安心があったからだと、
まさしくマジカルなことが起こったのです!
そして、安全安心な場を作っているのは、
半年間を振り返ってみて、「安全安心な場を作ろう」
私自身が気づいていたこととして、
私が「私は“講師”なんだから」「“ミレイ先生”
「みんなのお手本にならなきゃ」「
気負いすぎて“私”から離れてしまっていたら、
私がリラックスして私自身であることが、
ありがたい気づきを体感できた半年間でした。
−−
ポリヴェーガル理論が言う安全安心は主には他者との関係について
対人関係とは他者との関係だけでなく、
他者との関わりももちろん大切なのですが、
私はそれ以上に、
人生に大きな影響を及ぼすと感じています。
自分に終始、ダメ出しをして自分いじめ、自分責め、
安全安心とはほど遠いどころか、終始、
そして、自分いじめ、自分責め、自己否定、
自分の“思考” “考え”は生まれた時から自分の中にあるものではなくて、
すべて外から取り入れたものなので、
結局は他者との付き合いと同じことなのです。
ここらへんのことはすぐに分かりづらいかもしれませんので、
また記事を改めて書きます。
自分自身の中に安全安心が感じられない、
つまり自己受容できていない、
つまり自分いじめ、自分責め、自己否定、
他者との間で安全安心を感じていくのは難しいんですよ。
そして、自分の中に安全安心が感じられないのなら、
自律神経に防衛的な反応が起こり、
自律神経失調症、心身症、機能性身体症候群、
多種多様な身体の病気をも引き起こす可能性があります。
想像してみて欲しいんだけど、
自分の中に絶えず争いがあるとしたら、
それは身体の緊張につながるような気がしませんか?
小さなことでも
「自分はダメだ」「自分はバカだ」「自分はまだまだ足りない」
「自分は役に立たない」「自分には価値がない」というように
自分いじめ、自分責め、自己否定、自己虐待をする度に
身体がキュッと縮こまって、ストレスとして認識されるのです。
この状態が長く続くと、自律神経系のバランスの崩れを通して
心身の病気につながっていきます。
自己否定と病気の関係は研修医の頃から薄々と感じていたけれど、
医学的、
けれども、ポリヴェーガル理論を学んだことで、
自分がなんとなく感じていたことにどんどん確信が持てるようにな
だからね、私は今は臨床を離れてはいますが、
自己受容や自己理解をテーマにした活動をしていることの目的のひ
病気や身体の不調に悩む人を根本的に減らしたい、
すぐには分かりやすい結果が出ないかもしれないけれど、
私が日々、コツコツと取り組んでいる活動は
身体的な健康にもつながるという確信のもとに行っているのです。
実際にスクール生が半年間を経て、肩こりがなくなった、
自己受容が身体的な健康につながるということの証左だと思うんで
もうね、言っちゃうけどね、
自己受容することは病気を減らすだけでなく、
この世界から争いをなくすことにもつながるんだよ。
以前には、「世界を変えたいとか思わなくなったなぁ」
本当の本心は、
争いがなく、みんなが自分を、
今まではスクールや講座では折に触れ、
これからはもっとメルマガやブログでも自分の想いを書いていきた
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