こんにちは。
アドラー×ゲシュタルトをベースに心の学びをお伝えする
“はたらく人の自己受容と自己理解のためのサポーター” 上谷実礼です。
私、サボってますよね?
メンタル不調から復職したあと、
想像していた以上に疲れやすい…とか、
調子のいい時と悪いと感じる時の波があります…とか、
以前のように動けないんです…とか、
動けないのは私がサボっているからなんでしょうか…
というような訴えはとてもよく聞きます。
まず言っておきたいことは、
休む前のような働き方をしていたからこそメンタル不調になったわ
休む前のように働くことを目指しちゃダメなんです!
そして、自分がなかなか思うように動けないことを
「私がサボっているからだ」とか「これって甘えでしょうか?」
みたいに解釈したり評価したりすることは百害あって一利なしだか
仮に「今の私はサボっていますね」「これは甘えですよね」
それってまったく回復につながらないし、
ていうか自己虐待です!
大切な友達がメンタル不調からの復職後に
「なかなか思うように動けないんだよね」と話している時に
「あ~、それは甘えだよね~」とは言わないと思うんです。
私たちはときに、
自分自身に対しては投げかけてしまうことがありますが、
自己受容して、自分を生きるためには
取り替えの効かない大切な私と一番の友達になりたいんです。
「私って●●な人」って、
「同じことを大切で大好きな友達に言うかな?」
サボりたいと感じる日があるのは当たり前です。
私だって仕事をサボりたいと考えることはあるし、
体調や気分にだって波はあるし、
「なんか今日は調子が上がらないな~」
ネガティブになるのはダメで、ポジティブでいた方がいい
いつも元気な方がいい
毎日パフォーマンス高く働くことがいいこと
みたいに考える人は多いかもしれませんが、
生物には揺らぎがある方がむしろ健全なんです。
ポリヴェーガル理論の提唱者ポージェス博士は、
精神生理学の研究者として心拍変動に注目して研究をしてきました
一般的には心臓の拍動は規則正しいリズムで刻まれることが
正常であり健康であると考えられていますが、
実際には、心拍は常に微妙なゆらぎがある方が健康であり、
年を取ったり、精神的なストレスがかかったり、
うっ血性心不全などのような状態になると、
ポリヴェーガル理論を学んでよかったことはたくさんありますが、
「生体はゆらぎがある方が健全なのだ」
私にとって大きな学びでした。
https://resast.jp/events/
私たちは機械じゃないんだから、
ネガティブなときがあってもいいし、
なんとなくやる気がでない日があってもいいし、
いつも元気いっぱいじゃなくてもいいんです。
それが生きているってことです。
メンタル不調から復職する時に限らずとも、
なかなか思うように動けないなー、
「今の私はサボってるな−」とか「これって甘えだよね」とか
「がんばれない私はダメだよね」
「ゆらぎがあるのは健康な証拠!」とつぶやいてみてね。
そして、「相手が大切な友達だったとしても同じこと言うかな!?
考えてみてくださいね^_^