こころの学びとは何を学ぶのか?

こころの学びってどんなことを学ぶんでしょうね?

私は会社のHPに「はたらく人にこころの学びを」って書いていますし、

ブログの冒頭にも「アドラー×ゲシュタルトをベースにこころの学びをお伝えする」なんて書いちゃっていますが

こころの学びってどんなことを学ぶんでしょうね。

一般的に、何かを学ぶというと自分の外側にある知識や情報を取り入れるというイメージかもしれません。

こころの学びとして、「感情とは何か?」とか「私たちはなぜ悩むのか?」というようなことを

レクチャー的にお伝えすることもありますが、レクチャーはあくまでもオマケのようなものなんです。

こころの学びって、自分のことをありのままに受け入れて、自分を理解する、ということです。

つまり「自己受容」と「自己理解」です。

私たちは自分のことを案外分かっていない

私たちは自分のことを案外分かっていないものです。

「自分ってこういう人間」と頭で考えていることは、自分の一部でしかありません。

私も自分についてたくさん知らないことがありました。

「私は仕事が好き!」

「忙しいのが好き!」

「仕事って楽しい!」

「私はタフだから疲れない!」

「どんな人とも仲良くできる!」

と思っていましたが、全部ウソでした…。

こころの学びをして自分について分かったこと。

「好きな仕事もあるけど、嫌いな仕事、やりたくないこともある」

「私はけっこうのんびりした性格かも」

「いつもいつも楽しいわけじゃない」

「疲れちゃうときもある」

「実はけっこう好き嫌いが激しいよねw」

みたいな、自分でも見ないようにしていた本音がたくさん出てきたんですよねぇ。

いつでもポジティブで楽しそうにしていなければならぬ、と自分に言い聞かせていたんですね。

「癒やし」というと、誰かに何かをしてもらうようなニュアンスを感じるかもしれませんが、

癒やしとは理解することなんです。

自分も知らなかった本音に気づいてあげて、そのままに受け止めて理解してあげると、

「こんなことを感じてもいいんだなぁ」と自分を許してあげることができるようになります。

すると、とても癒やされた感じがして身体の力が抜けていきます。

自分の本音や感じていることを見ないようにするために使っていた

膨大なエネルギーを使わなくなるので疲れにくくもなります。

こころの学びで大切なことは身体感覚に気づいてあげること

それからね、こころの学びっていうと、メンタルのこととか感情のこととか精神的なことがフォーカスされがちだと思うんだけど、

感情って身体感覚から来ているものなので、

自分の身体の感覚(緊張感とか違和感とか言葉にならないモヤモヤした感覚などなど…)に気づいて

「こんな感覚があるなぁ」とそのままに受け止めてあげることもまた、こころの学びと言えるのです。

というよりもむしろ、頭よりも身体が本音を知っているので、

身体感覚に気づいてあげることが「こころの学び」と言えるんじゃないかと感じる今日この頃。

状況ではなくこころ、気持ち、本音を理解すること

私たちは普段、自分とは直接関係のない、自分の周りの状況についての話ばかりしています。

たとえば、山田さん(仮名)は「今の仕事は自分に向いていない」と悩んでいるとします。

山田さんは田中さん(仮名)に「もっと自分に合った仕事に転職しようと思ってるんだ」と相談したとします。

よくある田中さん的回答としては「こんなに不況なのに会社を辞めない方がいいよ」とか

「部署異動の願いを出してみたら?」みたいなアドバイスをしたり、

逆に「合わない仕事にガマンするより、転職しちゃいなよ」と背中を押すようなことを言うかもしれません。

このような田中さん的回答はすべて、山田さんの状況(仕事のこと)についてのコメントであって、

山田さんが本当のところ何に悩んでいるのか、

どう悩んでいるのか、何が苦しいのかということについては

まったく触れられていません。

そしてほとんどのケースで山田さん自身も、自分は何に悩んでいるのか分かっていないのです。

表面上は、仕事が合っていないことについて悩んでいると言っていても、

仕事ができない自分に劣等感を感じていることが苦しいのかもしれないし、

思うように上司に評価されないことで自分に合わない仕事をしていると思い込んでいるのかもしれないのです。

だから、山田さんはどんなに田中さんに相談しても、自分が分かってもらった気がしないし、

自分で自分のことが分かっていないので、転職したとしても悩みの根っこは解決されないままなのです。

理解することが必要なのは、自分の周りの状況ではなく

自分のこころ、気持ち、本音です。

この場合だと、仕事ができない自分に対して抱いてる劣等感や

上司に評価されないと感じることで生まれる自分の中のモヤモヤを理解してあげたいのです。

自分で自分を分かってあげる

自分が心地よいと感じる人生を生きていくためには、

自分の中の小さなことに気づいて、それをそのままに受け止めて

「そう感じているんだね」「どんな風に感じてもいいよ」と許してあげて

自分で自分を分かってあげることが大切です。

私はこのプロセスを「こころの学び」と表現しています。

だから、「なんとか心理学」とか「なんちゃら療法」みたいなことを学ぶことがこころの学びではなくて、

(まぁ、そういうお勉強的なことも少しはしますが)、

そういう「なんとか心理学」とか「なんちゃら療法」を通して、

自分の気持ちや本音、身体の感覚に気づいて、それらをそのままに受け止めてあげて

自分で自分を分かってあげること、それが「こころの学び」なんですね^_^

 

 

 

 

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