私はうまくやっている
子どもや学生の頃はいわゆる勉強ができる子で、
分かりやすくいい大学に入って、資格を取ったり、
世間的に見て大きく道を踏み外すことなく、
まあまあ優秀っぽく生きてきている人。
日々、小さなイライラはあっても大きな悩みがある訳ではなく、
「私はうまくやっている」と思うようにしている人。
こういう人は、「自分には問題はない」
カウンセリングにみえることはあまりないのですが、
実はこういう人は
「自分が何を感じているか分からない」
「自分の気持ちが分からない」
「できるからやってるけど、
「かと言って、本当に自分がしたいことが分からない」
（実はお医者さんにもこのタイプの人は少なくありません）
仮に自分が何を感じているか分からなかったとしても、
勉強さえして結果を出していれば
自分も自信を持つことができますし、
周りからとやかく言われることもないし、
なんなら賞賛すら浴びられるし、
表面的には問題は顕在化しません。
勉強というのは基本的に自分一人でがんばれば、
結果が出せれば自分も納得できるし、周囲からも評価されます。
お金だって稼げます。
よっぽどのことがないと
「どうして勉強ばっかりしてるの！？」
「なんで本ばっかり読んでるの！？」
「どうして資格ばかりたくさん取るの！？」
のように、周囲から責められることもないでしょう。
自分一人の閉じた世界の中である種、
人生につまづく
自分一人が努力してなんとかなっていた学生時代までは
このスタイルでも人生にものすごく困るということはないかもしれ
浅い付き合いの友達だってできるでしょう。
でも、どこかのタイミングで人生につまづく可能性が高いです。
仕事や恋愛、結婚、子育てなど他者と深く関わり、
互いを理解し、
問題は顕在化します。
なぜなら、自分が感じていることが分からないからです。
私たちは自分を受け入れたのと同じレベルでしか他者のことを受け
自分を理解するのと同じレベルでしか他者を理解することはできま
リンゴを食べたことがない人はリンゴのことを説明できないのです
自分が感じていることが分からないと、
人が感じていることが分からず、共感することは難しいです。
自分の好き嫌いが分からないと、
人と一緒にいて必要なニーズを伝えることができません。
怒りやイライラで相手をコントロールしようとしたり、
人と深く関わることを避けて距離を取ってみたり、
自分のニーズを抑えて自己犠牲的に人と関わろうとしてみたり、
なんとか人との関わりを作っていこうとしますが、
これらのやり方は持続可能ではありません。
人生のどこかのタイミングで行き詰まります。
感じてしまうと前に進めないから
「自分は問題ない」と思っていますから、
こういうタイプの人がカウンセリングにみえることはほとんどあり
これまでの私の経験では、
こういうタイプの人がカウンセリングにみえる時は
人生が大きく変容するタイミングなのかもしれません。
私のところにはけっこうこのタイプの方がカウンセリングにいらっ
まぁ、私自身が通ってきた道だから
クライアントさんにも何か伝わるのかもしれません。
子どもの頃に両親が離婚し、
「私は自分の力で生きていく」と決めて、
感じてしまうと前に進めないから。
自分の感覚を麻痺させないと生きられないぐらいに傷ついていたんだ。
勉強することがコーピングだったんだなぁ。
医師免許まで取ったのに、ずーっと苦しかったなぁ。
長らく持続可能ではない生き方をしていたので、
恋愛、仕事、夫婦関係、親との関係などにことごとく行き詰まり、
ずっと勉強に対して努力してきたような力技ではどうにもすること
感じる力を取り戻すことで今ではほとんどの問題がなくなりました
ひとつひとつの問題をロジカルに解決したのではないのです。
自分とつながり、感じる力を取り戻すことで
問題だと思っていたことが問題ではなくなり、
世界はずっと生きやすいものとなりました。
がんばらなくていいと言われても意味が分からないと感じる人、
自分は問題ないと思っている人にこそ、
感じる力を取り戻すためにオープンスクールに来て欲しいな、
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10月から「自分とつながるスクール」3期をスタートします！
サイトには1期生、2期生の声も掲載しました。
スクールで学んで、夫婦関係がよくなった、
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お気軽にご参加くださいね！！
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上谷実礼の著書一覧
